円盤買うのは断念。時代がCDを僕に買わせてくれない
アリオ札幌のタワーレコードにふらっと立ち寄ったら、Hi-standardの特設コーナーがあった。
うわわわわわー。上がる。テンション上がる。
欲しい。欲しい、が、しかし、購入は思いとどまってしまった。
サブスクで時限式に聞けるようになるのがわかってたもんで、そういう結論に至ってしまった。価値観とかサービスとか、いろいろ変わったものな。「ファン失格だな」と心の中で自虐する。
Hi-standardが16年振りに復活を果たした時「Another starting line」は迷わず購入したけど、あの時とはなんか、ちょっと違う感じだ。
変わりゆく時代と、変わらぬ私のお財布事情と対比が、なんか切なさを感じるわ。悲しい。
しまった。
時代がどうとか書いてしまったが、ただの貧乏自慢になってしまった。悲しい。
ところで、発売から1週間くらいは経過してるのに「特典ポスターあります」なのは、本当にCDって売れないだなーと。これは時代で語ってもよいやつですよね。そうですよね。
店には、買いに行くんじゃねえ。見に行くんだ。
サブスクで音楽聴いてると、似た音楽を"AI的な何か"にオススメ曲を再生される事がよくある。しかし、多くは興味を持てずに過ぎ去っていく。勧められても、1曲飛ばしたり、違うプレイリストに飛んだりしてしまう。
しかし、CD屋でこんな風に紹介されると、聞いたこともないのに聴きたくなる不思議体験を、昭和、平成を駆け抜けてきた有志なら経験あるだろうと思う。
横山健プロデュース、KUZIRA
KUZIRA再出発と次なるステージへステップアップとなっら3rdアルバム「Smoke Life Away」横山健によるプロデュースでKUZIRAのターニングポイントなる必聴の一枚!!
これを見て、
「おおっ、聴きてえ!聴いてみてえ!」
って思うじゃない。
こういう体験をすると、やっぱCD屋は必要だよなーと、改めて思うわけだ。
店には、買いに行くんじゃねえ。見に行くんだ。
やばい。これじゃただの迷惑な客だ。……でも、確実にそういう側面はある。CD屋は、新しい音楽の出会いの場なのだ。
一方、サブスクやネットだったりは、作品の出会いの機会的には劣る。スマホやPCの一画面には限界があるからだ。これは音楽もビデオも本も、サブスクやってる媒体なら同じ事が言える。
Amazonプライムビデオで「何見るかなー?」と画面を操作するよりも、ゲオでランキング眺めながら物色した方が圧倒的にワクワクする。本も同じで、本屋で見た方が、選ぶ楽しさが圧倒的だし、パッと見の視覚的な情報量がガツンと多い。
さらに、ネットで安易に出会えることで希少性がなくなってる点も気になる。このままじゃ、そもそも音楽に興味ある人自体が減る気がする。
「待ってればそのうちサブスクで観れるだろう」とか、「すでに過去作を観てる時間がない」とか、僕みたいなのもすでに多いだろうし。そうなると、新作も売れないから著作側が儲からないみたいな事情も聞いたことがある。
こうやって書いてるうちに、気づいてしまった。
人間が、音楽や書物に興味を持ち続けるにはCD屋も本屋も必要である。
よって、「インターネットもサブスクも滅べばいいのだ」という結論に、私は辿り着いた(暴論)
……さて、ハイスタのミニアルバム、サブスク配信いつかなー?楽しみだなぁ。
噂だと、12月17日らしいんだよな。
AmazonMusicがお漏らししてたくさいのだ。
P.S
CD屋さんが発する「必聴の一枚」の説得力って、すごいよね。聞きたくなっちゃうんだよ。マジで