「地上波の放映権を持っているフジテレビとしては、映画の続きを地上波でゴールデン帯に放送したいんです。しかし、映画の題材となった”無限列車編”の次は”吉原遊廓編”という、主人公の竈門炭治郎たちが風俗街に潜入するという話のため、放送倫理に触れる恐れがあるんです。ただでさえ血しぶきや残酷な描写も多い作品なので、難色をしめすスポンサーもいるんですよ」(同・映画配給会社関係者)
課題はこれだけではない。
「“吉原遊廓編”の次は“刀鍛冶の里編”という炭治郎が所属する“鬼殺隊”の武器を作る土地を舞台にした物語。ストーリー的には問題ないのですが、この話には人気キャラクターの我妻善逸や嘴平伊之助が、まったく登場しないんです」(漫画雑誌編集者)
昨年秋に『週刊少年ジャンプ』で発表されたキャラクターの人気投票では、善逸は1位、伊之助も6位と多くのファンから支持を集めていることが証明された。彼らを1シーンでも多く登場させたいという思いは、わからなくもない。
「フジテレビを含め制作側はストーリーの変更や、彼らの追加エピソードが作れないかを原作者側といろいろ調整しているそうです。映画が公開して半年もたっているのに続編の情報が出せないのは、こういった事情があるからなんです」(前出・映画配給会社関係者)
この件に関して、地上波の放映権を持つフジテレビに問い合わせたところ、
「そのような事実はございません」
と否定したが、フジテレビには一歩も引けない切実な事情がある。
オリジナルストーリー反対派です。
その、突き詰めると、面白ければイイんだけど。
あと、作者さんがストーリーを考えて作品にするのであれば賛成。
それ以外は、おおむね反対です。(賛成とか反対とかって、好きか嫌いかの話です。)
原作ファンがアニメの改悪っぷりに霹靂する。…なんてのはわりとよく聞く話じゃないですか。
漫画に描かれたキャラがどんな声で、どんな表情で、どういう動きをするのか。一枚絵で描かれた技は、どのように動いてどのように敵にあたり、どのくらいの攻撃範囲なんだろう……とか。
基本的に、原作がどう表現されるかが楽しみであり、プラスαなんて求めていないのです。黙って忠実に再現しやがれ!!…と思ってます。笑
あと、オリジナルストーリーをやる経緯として、『原作の連載を追い抜いちゃう事情』ってのがあって、この場合の成功確率って、かなり低い気がする。あんま面白くない。
ドラゴンボールとか、ナルトとか、ワンピースとか……よくあるやつ。
僕的にはねー。うーーん。やっぱ蛇足感が…やばいです。
あと、続き描きながら引き延ばしストーリーを作っているわけだから、後々の展開で、
『ああーーー!!こういう展開にしようと思ってたのに、キャラが被ってて使えないじゃん!』
……といった感じに、原作を作る上にも障害が発生する可能性があると思うんですよね。
そういうの想像しちゃうと、『余計な事スンナ!そのまま作ってくれ!』…という思いがどうしても強くなっちゃう。