パワハラ上司を嘆願書で倒せるかやってみることにしました。
『もう我慢できない。』
……こんな声が職場から溢れていた。
パワハラ行為が止まらない『上司A』のせいで、職場の日常が毎日が暗黒だ。なんとかしたい、してあげたい。
日々悶々としているのもシンドイ。この先に見える行動は退職である。しかし、辞める覚悟があるなら行動してみようと思った。
パワハラ上司の撃退方法はあるのだろうか。
- 労基に相談
- 諦めて転職する
この二つの一般的な対処法だと思う。
労基に相談するには、個人の手間が多そうなのと、決定的な証拠が必要な点がネックだった。
最初にやろうとしたのが証拠集めで録音だったが、
- 録音バレたら盗聴疑い
- 音声内容で録音した人物の特定
- 録音データチェックに膨大な時間
……等々、いろんなリスクや、手間や、実現性に難だったので止めた。
いろいろ考えた結果、『本社に嘆願書を提出する』という手段を使った。
ぬるいやり方かもしれませんが、現状、現実的にこれがイチバン実行可能と思えたからです。
というわけで、職員一同で代表者を立てずに嘆願書を送るという方法をチョイスしました。
状況説明
今どんな環境なのかを箇条書きしてみた。
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- サービス残業を強要
- 威圧的、侮辱、酷い暴言
- ターゲットを見つけ執拗なイジメ(理不尽な指摘しつこい)
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- 上司Aが原因で退職した人は5年以内に10人以上
根底にあるのは、『人を思いやる能力が欠如している』というところに尽きる。
親が亡くなった同僚の慶弔金の申請で、『小遣い欲しいでしょー!?5万いる?申請する??』といいながら申請書をピラピラさせたり、婦人科系の病気で子宮を取った人に『全部取るまでしなくちゃいけなかったの?』言ってしまう人なのだ。
- 態度の改善は見込めない。
- 転勤が無いので10年以上このまま。
退職者は続出だし、メンタルクリニック通ってる人もいる。
しかし、辞めてしまう人は本当の退職理由は語らず去ってしまう。辞めるのに、わざわざトラブルになるような事は言いませんよね。表向きは円満退社。
過去に内部通報あり
上司Aは内部通報により、パワハラを疑われて調査が入った過去がある。
『内部通報 ホットライン』でググったらセブンイレブンのポスターが出てきました。
こういうやつです。
"上司Aの横暴"が集中的に起こり、数人がホットラインに通報するという出来事があり、『部長が職員と面談して現状を把握する』というイベントが起きた。
しかし、部長と上司Aは仲良し。部長相手に面と向かって本音を言えない人もいたりで、結果的に、厳重注意。
上司Aを異動や降格させることができるのでは?……という淡い期待をした内部通報による一連の騒動はこれにて終了。職員一同、落胆。
しかし、この騒動を締めくくるために上司Aは、職員全員に向けて謝罪メールを出していたんですよね。
あ、これ、、、、使えるかも?
嘆願書・始動
内部通報が失敗した原因を考えてみた。
職員の数40人 : 通報した人6人くらい
・通報されたサイド(調査する方)から見ると、6人の過激派が通報しただけで、あとの34人は何とも思っていない可能性がある。
・現場の人間以外は現状を維持したいだろう。確固たる証拠が無ければ動くわけがない。
・結果、問題なしと認識され終了。
逆に圧倒的な数で、『上司A無理っす。NO!!』を叩きつければ、一発逆転の可能性もあるかな、と。
上司Aを打倒するポイント列挙すると、
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- 自身の態度や采配が悪かった事に関して認めて、メールで謝罪している事実。
- 上司Aの性格の改善は無理。反省した態度は1週間で消える。
- 部署内のほとんどの人間が上司Aに『いなくなって欲しい』
内部通報で一時的にでも非を認めた上司A。しかし、改心した生活態度は高い確率ですぐに終わるだろう。
その時に、【謝罪したのに全然治ってない。いい加減にしろ。改善頼む】という内容の
嘆願書を職員の署名入りで本社に提出したらどうなるだろうか?……と思ったのです。
実名入りでなら、僕らの声は会社に届くかな、と。
苦しんでる後輩見るのも、歯向かえない先輩を見るのも終わりにしたい。
いろんな思いがあって、今回、一回だけ、僕が主導で、クーデターのようなことをしでかす決意をしました。
もう、やってやれ。です。
武器は、数。
上司Aの性格上、謝罪して静かになっても1週間も経過すればすぐ元に戻る。
思った通り、横暴なAさんすぐに元通り。すぐにでも嘆願書作戦を決行しようかと思ったのですが、内部通報の件が謝罪メール1通で終わらせられたショックで職場の皆は意気消沈。立ち向かうテンションには程遠かった。
なので、皆のフラストレーションがもっともっと溜まるまで、待つことにしました。
ー 数ヶ月後 ー
思ったより早く時は来ました。
詳細は省きますが、大勢が『カチン』とくる事件が発生しました。皆、カンカンです。
そうとなれば善は急げ。
ググって見様見真似で嘆願書を作成。
嘆願書の内容は、『謝罪メール来たけどあいつ全然変わってないよ!なんとかしてください!!』……という1点。
これに署名をもらって提出する。
※追記 後で聞いたのですが『○○してもらえなければ、○○します』的な文言を入れると効果的だと、教えてもらいました。
ざっくりとした形はできたので、これから具体的に詰めて作っていきます。
もっといろんなエピソードを書いてAさんの横暴さを強調しようかとも考えたのですが、重視したのは署名の数。
『通報あった!調査せよ!』 → 『調査の結果、思ったより平和でした、めでたしめでたし』
で終わらされたのを、
『いやいやいや!こんなに大多数が苦しんだまま!この署名入り嘆願書がその証拠!!なんとかしろ』……方向に持っていく。
あれもこれも書くと、『私はここの一文には賛同できないから、署名できないや』となってしまう可能性があるので、署名してもらえるハードルはできるだけ下げておくことにします。
8割ルールで、武器と安全地帯を手に入れる。
・圧倒的な数で、意思表示をしたい。
・署名してくれた人を不利にさせない。
今回の計画を決行するにあたってこの要素は外せない。
なので、こういうルールで嘆願書の署名を集めることにしました。
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- 部署内全員に声をかけて、8割の数の署名が集まれば、嘆願書を提出する。
- 8割に満たなければ諦める。嘆願書は破棄。諦める。
fa-arrow-circle-right8割ルールにした理由
直属の上司に『NO』を突き付ける嘆願書に署名して社長なり人事部なりに提出する。
せっかく勇気を出して署名をしても少数派になってしまうと、名前が漏れて会社に居づらくなってしまう等のリスクが生じる。しかし、8割超えれば完全に多数派。オカシイのは『私たち』ではなく『上司A』、とできる。
もう一つの理由は、説得力。
仮に40人中20人の署名をもらえたとして、嘆願書を出す側の思考としては、
『署名入りの嘆願書が20人分も集まった!?勇気がいることなのに、よく集まった!すごい!』
となりそうなものですが、受け取る側からすると、
『それって、残り半分はそうは思わないってことだよね?』
と解釈されてしまう。この2つの理由が、8割にした理由。
……現実的に集まる可能性を考えると7割くらいにした方がいいのかな、とかすごく悩んだんです。
でも、7割と8割って、数字の響きだけでもだいぶインパクトが違うんですよね。……なので、ここはこだわって、8割を目標にすることに決めました。ダメだったらスパっと諦めます。
嘆願書完成したら始動。たぶん来週から。
と、そんなわけで、ちょっとやってみます。
まず、8割集まるかどうか。集まって提出したとて何も変わらないかも。……と、不安要素だらけですが、とりあえずやってみます。
動向あったらこちらで報告しますね。
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