
前歯、散る
ちょっといろいろあって、前歯が一本折れたのです。折れた後の日常のお話しをしてみる。
文字の説明よりわかりやすいかと、前歯の状況を絵にしてみた。
これが、

こうである。

ツタナイ絵だけど、わかりやすいでしょ?
(あー、前歯なくなったかー)と、軽く考えていたんだけど、鏡で自分の顔を見る度、(なかなか格好つかないな)と思い始めた。これで人前に出るのは少々恥ずかしいとか思うわけだ。44歳のおっさんだが、まだまだ美意識的なモノは持ち合わせているらしい。(まぁ、無けりゃ無いで慣れるんだろうけど)
前歯の折れたで、真っ先に浮かんだ例がドラゴンボールのヤムチャだった。二カッと笑って「イケメンが台無しだ」みたいなエピソードがあった気がする。でも、彼はイッコ隣の歯だった。私よりも軽症だ。
ミラクルデンチャーという、良き入れ歯(自費)が来週くらいに完成して装着できる予定なのだ。
パンフレットによると、「見た目もイイぜ!インプラント並みに噛めるぜ!餅もリンゴもどんとこい!」みたいな感じに書いてたんで楽しみだ。しかしこういうの、合う合わないとか、思ってたのと違ったとか、いろいろトラブルありそうだから怖いのもある。楽しみと不安が半々だ。
ちなみに現在、抜けた部分はどうなってるかと言うと、ダミーの歯を入れてます。両サイドの歯に接着剤で固定してる。
もちろん噛む能力は備わっておらず、完全に見た目だけの装備だ。うっかり食べ物噛んじゃったら外れる。もう、二回やっちまってるので、その度に歯医者さんに行って着けてもらってる。
さしすせそ、が言えない問題
前歯は重要である。前歯は重要である。
大切な事なので太字で文字を巨大化し、2回書いてみた。
発音に関する前歯の重要性の話である。
多くの人が前歯はあるだろうから、君たちが想像もつかないだろう事を教えてあげようではないか(上から)
「さしすせそ」が、言えねえ
「たちつてと」が、言えねえ
発音するのに、こんなに前歯を駆使してるなんて想像していなかったなぁ。
厳密にいうと、「言えない」ではなく、「言いづらい」なんだけど、発言して聞き返される事が多くなった。ただでも滑舌悪いのに、さらに悪くなって悲しい。
前述した見た目装備のダミーの歯が取れてしまった時の話だ。「見た目だけだから、噛む機能ないから」と医者に説明されたダミー歯だが、めっちゃ発音を助けられてたのに気づかされた。
仕事で電話応対時。「ありがとうございます」が、「ありがとうございまとぅ~」になったり、「お伺いいたしまとぅ~」になったりする。聞き取りやすいように普段より口をパクパクさせて発音しようとするのがアダとなって、語尾の「とぅ~」が余計に際立ってしまう。いったいなんなんだよ、「とぅ~」って。
文字にすると「とぅ~」が一番近いと思って使ってるけど、厳密には、「すぅ~」と「とぅ~」の中間くらいで、抜けた感じの発音。なので、オードリー春日さんの「トゥース!」は今の私には発音できない。かなしい。
日常会話でも、話してる時に口を複雑に動いて言葉を発しているらしく、ちょこちょこ1文字が発音できずに抜けてしまったりする。
これはなかなか不便だなと思う今日この頃。
前歯は重要である。
ぷにぷに気持ちイイ
最後に一つだけ、前歯の折れし者しか体験できない「気持ちイイこと」を書いて本記事を終えようと思う。
折れた前歯のところに舌を突っ込むと、当然、舌が唇の裏に当たる。
その触り心地が、ぷにぷにして、めっちゃ気持ちイイのだ。
前歯がある状態でそれは味わえない。なぜなら、唇と舌にチカラが入ってるからだ。脱力状態のぷにぷには、前歯が無い状態でしか味わえない。
前歯を失って傷心していたころ、唇の裏って、こんなに柔らかいんだー、へー、気持ちいいー。ほへへー。って感じにぷにぷにして、心の傷を癒していた思い出。このぷにぷには、悲しみを乗り越えれた要因の一つだと言って間違いないだろう。
部分入れ歯になったら、取り外してぷにぷにできるのが、ほんのちょっとだけ楽しみだったりします。(アホだ)
さて。じゃ、みなさん、歯をお大事にー。









