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スレイヤーズ【1】
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【スレイヤーズ・特徴】

  • リナの一人称で進むストーリー
  • 敵の設定強すぎ
  • あとがき

 

 

リナの一人称で進むストーリー

 

いきなり盗賊に追われ、魚を釣ってはハラワタまで食い尽くす魔道士リナ・インバース。

本作の最大の特徴は、物語が主人公のリナ視点、一人称で描かれている点かと。『あたしが~』と、リナの主観に基づいてストーリーが展開する。ゆえに、『同時刻、その時、彼は・・・。』みたいな描写が一切ない。けっこう思い切った作風。

物語が第三者目線で語られることがないので、自分事として感情移入しやすい。そして、一人称で物語が進むため、ずっと時系列に進んで行く。ストーリーが明快。

 

とどのつまり。

すっごい読みやすい。

 

……て、ライトノベルはどれもわりかし読みやすいとは思うが、スレイヤーズはかなりとっつきやすい部類かと。

活字苦手という人こそ手に取って欲しいスレイヤーズシリーズ。僕はここから小説読むのが好きになりました。

 

敵の設定強すぎ

世界設定は、魔法でファンタジー的でモンスターに魔族に……と、王道って言っていいかも。

リナ・インバースが旅先でトラブルに巻き込まれ、魔族に狙われたりと、ドタバタしながら物語は進んで行く……。

 

スレイヤーズの世界において、魔族の強さは圧倒的。

強さを並べると、確かこんな感じ。

魔族 >>>>>> ドラゴン・エルフ >>>> 人間

 

人間、クッソ弱い。

なんだけど、リナは魔族から力を借りて発動する魔法を駆使して、格上の敵たちをぶっ倒していく。

ちなみに、1巻のボスは、魔族の親玉シャブラニグドゥ。

神に封印された7分の1が、人間の器で復活したので、かろうじて勝利が叶った。

どこかのあとがきでも書かれていたが、最初に一番のボスを倒してしまっているので、話が進むたびに敵が弱くなっていくという怪奇現象が起きている。なんでよ。

 

あとがき

 

 

スレイヤーズはアニメ化もされていて有名な作品だけど、個人的には小説を推す。かなり。

戦闘描写や、魔法の効果、リナの思考と、アニメだと表現できない部分が小説には詰まっている。

林原めぐみさんのリナの声を頭にインプットしてから、小説読んで脳内再生しながら読むのを強くお勧めする。

 

ちなみに、スレイヤーズを勧める大きな理由として、あとがきが楽しいという点。

僕が知る限り、こんなに面白いあとがきは見た事がない。

作者とL様、たまに部下Sによるフリートークが展開されていて、作品の裏設定だとか、自転車乗りながらネタが降ってくるとか、L様の正体だったりも知れたり。ある意味本編よりも楽しみなあとがき。

18年ぶりの新作『スレイヤーズ16 アテッサの邂逅』が発売した時は、あとがきから読むという暴挙を犯したくらいなのだ。

 

さて、そんなこんなで18年ぶりに再開し、第3部が始まったスレイヤーズ。

めがぶらblogというサイトで執筆状況が知れるのですが、最新刊の進み具合は芳しくない模様。。。気長に待つか。

 

 

ここのサイト、作者の神坂先生からの質問返答コーナーがあったりするんで、要チェックです。

スレイヤーズ好きなら、かなり楽しめます。

 

ちなみに、2022年4月9日現在、Amazonのサブスクにラインナップされてるんで、一気読みのチャンス。読むべし。

 

スレイヤーズ【1】
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