好きだった『さんぱち』が、残念な事に
久しぶりにさんぱち綜本店に行ったら、残念なことになってた。
先に記しておくが、今の外食産業は厳しいのであろうというのは理解している。
小麦やら卵やら電気やらガスやらと、原材料費の高騰が留まることをしらない昨今だ。
質を維持するには値上げ。量を維持するなら品質を犠牲に。……のような、苦渋の決断を迫られているのかもしれない。
しかし、客としてサービスを受けて満足したかという点において、残念ながらNOと言わざるを得ない。かなしい。
- ラーメン値上がり
- チャーシュー減る
- 野菜減る
- ひき肉減る
- アイス無くなる
いつも、炒め味噌ラーメンを頼むのだが、とうとう値段が4桁になってた。1050円。
ラーメンで1000円超えか……。なかなかだなぁ。でも、近頃だとどこもこんなもんか。
ちょっと前の感覚で言うと、1000円超えのラーメンって、トッピングを追加でオーダーする特製ラーメンの感。
バターとかコーンとかチャーシューとか増やせちゃうやつ。
が、まぁ、値上げはしょうがない。クオリティを維持するために仕方なかったんだろう……と、理解というか、納得した。
しかし、しかしだ。驚いた。
値段が上がったのに、ラーメンの内容が明らかにショボくなっていたのだ。
最近の炒め味噌ラーメンのチャーシューは、角切りのチャーシューがゴロゴロっと何個か入っていたんだけど、薄いチャーシューが申し訳なさそうに2枚だけチョコンと乗ってた。
写真は今回食べた、食べかけの炒め味噌ラーメン。(#食う前に撮れよ)
チャーシューが薄いし小さいし、めちゃめちゃガッカリ。
一緒に行った妻の焦し醤油ラーメンのチャーシューも同じくらいのさみしいチャーシューだったので、ハズレを引いたというわけではなさそう。これが今のサイズなのだろう。
そして残念なのはチャーシューだけに留まらない。
もやしやタマネギといった野菜も減ってるように感じた。
一時はこのくらいの盛りだったから、その差といったら……。悲しくなる。
(※写真は食べログより)
この野菜達と絡まって、ひき肉がたくさん入っているのもさんぱちのラーメンって感じだった。
最後、スープの中にたくさんひき肉が埋まってる状態になる。
ちょっと前は、ひき肉や野菜をすくう用の穴あきのレンゲまで用意されていたはずなのになぁ……、それも気づけばなくなってた。
おそらく麺の量に関しては変わっておらず1人前だと思うんだけど、総量が明らかに減っているのです。がっかり。
ここに追い打ちをかけて、アイスのサービスも無くなってた。
さんぱちと言えば、会計後に備え付けの冷凍庫からアイス1本サービスで貰えるのが名物だった。
ぶっちゃけアイスはずっと貰ってなかったから個人的にはノーダメージだったんだけど、値段上がったラーメンがショボくなった、アイスも無くなったとなれば、ちょっと、小言の一つも言いたくなるってもんじゃないか。
店の外観が今流行り(?)の家系風のデザインになったり、食券制の導入、配膳ロボットの導入など、いろいろとやってるようだけど、ラーメンにがっかりしちゃう状況は、はっきりと、がっかりである。
20年くらい前。
やたら大きなラーメンどんぶりに、野菜ラーメンでもないのに野菜モリモリだったさんぱちのラーメン。
とにかくお腹いっぱいになる、という理由で好きになったラーメン屋さんだった。アイスもサービスで貰えた。
大きく大味なイメージで、普通盛りでも大盛り。ご飯によく合う濃厚な味噌味。でもご飯頼むと食べきれないよね。
これが、僕の中での、さんぱちのラーメンのイメージだった。
その後、何度かリニューアルを重ね、普通盛りでも大盛りなのが無くなった代わりに、ラーメンが2種類になった。
新○○ 本○○と、新味は、よりガツンと濃厚な濃い味だった。(新味噌ラーメン→炒め味噌ラーメン)
こうした変化がちょこちょこあったり、あれ、ちょっと味変わったなーって、良くなったり悪くなったりすることもあった。
そう。あまり好きじゃない変化も度々あった。
でも、なんとなく行っちゃう。さんぱちのラーメン。
そう……だったんだけど、なんだけど、ちょっと今回の出来の悪さには、次回の希望が見えないなぁと感じてしまった。
危機である。マジで次行きたいと思わなくなってしまった。
うーーーん。悲しい。
改善、求む。。。