たった2文字で、本が読みたくてたまらねぇ。
字はかろうじて(笑)読めるけれど、本の読み方を知らない僕は、佐藤優さんの『読書の技法』という本で、読書術を学ぼうと試みた。
本を読む……と、ひと口に言っても、やり方は人それぞれ多種多様なんだなぁ……と、驚き。
自身の体験談を元に書かれているので、佐藤優さんの足跡を知れる一冊。
睡眠は4時間とか、外交官やってたとか、英語にドイツ語にロシア語の本を読めるとか、はっきり言って異次元の世界だ。超エリート。めっちゃ頭いい。住む世界が違う方だ。
そんな、佐藤優さんの読書術。
表紙に『○○○冊』とか書いてるもんだから、トレーニングとか、コツを覚えたら読むのめっちゃ速くなる……的な事を書いてるのかと思いきや、そうではなかった。
あくまで、読む本の選別と、基礎知識の蓄積。この2点でもって速読を行う。
500ページのお初にお目にかかるジャンルの本を30分で理解する。
……みたいな、夢のような速読法ではなかった。(そんなもんは無いとのこと)
で、だ。
読書の仕方、
- 速読
- 超速読
- 熟読
の3種類に分けて説明されていた。
……じゅく…どく??
この熟読という単語が、すごく気に入ってしまいました。熟読。
鉛筆で本に書き込みながら読む。要点を書きだしてアウトプット。3回は読む……等々。
『ぶ厚い本を何回も読んでられない。1回で頭に叩き込まなければ!』
こういう意識で読書に取り組んでいた自分。かなり浅はかだった。
佐藤優さんが熟読で3回も読むのに、1回で全部覚えようとしてたなんて……。(難しい専門書と、その辺で売ってるビジネス書を一緒にすんなよ、とは思ってる)
熟読。
いやぁ、いい響きだ。
熟読って文字と響きだけで本を読みたくなってる自分がいる。
いやぁ、なにがモチベーションになるのかなんて、わからないものですね。
この『熟読』の2文字のおかげで、今、読書に割く時間がすっごい増えてる。
ゲームもしたいけど、そっちのけで本読んでます。
『読書の技法』2週目と、『100円のコーラを1000円で売る方法』っていう、マーケティング入門的なの読んでます。
あー、楽しい。