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突発性難聴になった日記・その4『ウイルス性だと薬で治るかも。バルトレックス。』
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8月8日(木)病院

 

前回はこちら

 

 

この日も仕事である。半休を使って午後からの点滴予定。昨日から三日間はこのスケジュールでした。

片耳が一生聞こえないかもしれないというのに休んでいいと言ってくれない会社に若干のわだかまりを感じたが(笑)、人手の少ないブラック体質を知っているから、有難い気持ちもあったり、なんとも複雑な心境である。

 

そして寝起き、すっごい調子悪かった。

耳が不調になってから、一番のふらつきだ。二階の寝室から降りて来る階段で転びそうになった。

試しに右耳に指パッチンをしたら、聞こえがかなり悪かった。聴力はさらに低下したらしい。

片耳の聴力が低下すると平衡感覚がおかしくなってしまうのは聞いた事あったけど、ここまでとは。僕の三半規管がヒイヒイ言ってる。

運転はさすがに危なすぎるだろうと思ったので、三半規管と相談して、仕事は休んだ。

とにかくフラフラするので、具合悪かった。家にいる時は寝て過ごした。

 

そして病院。

パルクスの連続7回の点滴は、この日で5回目。

 

聴力検査したが、相変わらずの成績。

角周波数か70-85dBで、生活音は全く聞こえない。

 

医師「そろそろ聴力戻ってきて欲しいところなんだけどねー。うーん。はい、…今日もパルクスの点滴してってください。」

 

(そうか、やっぱり。順調であればもう回復が始まっててもいい頃合いなのか。うーん、まぁ、そりゃそうか、5日目だしな。)

 

なんか、すげぇへこんだ

 

最近のネット検索は、検索結果をAIが要約してくれるようで。

「ステロイドは1週間ほどで効果が現れる」とか「一週間過ぎた頃に回復する」とか書かれてて、それに励まされたりもしていたが、医師の態度を察して気分はどん底に落ちた。

 

そして、AIの要約はわりとコロコロ変わる。

同じ検索ワードなのに、

「2週間で効果がなければ回復の可能性は下がる」

とかも出てきて、追い打ちをかけられた。泣きそうになった。くそ、もう信じねえ、AI要約。

 

この日はお会計の金額にもちょい驚く。

耳鳴りとめまいが強いと言ったら、追加で耳鳴りの検査をされてたもんな。お会計が2000円も多くなってた。

7日連続点滴+毎日検査のコンボは、なかなか経済的にも、くる。

ざっくり平均2000円×7日=14000円。うひゃー。

 

ちなみに耳鳴り検査って、耳鳴り音のサンプルみたいの聞かされて、

「どの音が近いですか?」

「キーンって音です。あ、これです」

という、2分もかからない検査。これで2000円も多かった。病院のお会計は、怖い。そしてよくわからん。

耳は治らず、金だけめっちゃかかる。

 

8月8日(木)鍼灸院

 

僕の現症状について、ステロイド治療は効果がない気がしてきた。

だって、点滴と投薬してから、悪化してるんだもの。

 

そもそもが原因不明の病気、突発性難聴。

治療法も、「原因不明に耳が聞こえなくなったけど、ステロイドぶち込んで炎症おさえこめたらラッキー!」という、出たとこ勝負の治療法に感じる。

当たれば66%が回復or完治。外れれば33%が治らずor悪化というのは、「なるほどそういうことな」と、変に納得してしまう。

 

さて。

「鍼治療」で突発性難聴が治るパターンがあるらしいではないか。

「3ヶ月経過した状態からの完治例あり」などと謳った、いわゆる「オイシイ」情報なんかもたくさん出てきた。

正直、"え、ホントに??ちょっと誇大広告じゃね?"なんて感じた鍼灸院のホームページもあった。しかし、鍼治療で突発性難聴が良くなるケースは確かに存在するようである。

ツボとか鍼とか、正直よく分からないのだが、時間経過とともに回復の見込みが下がり続ける突発性難聴なので藁にもすがる思いな僕は、その日に鍼灸院に予約を入れて、早速受診した。(ん、受診って言うのか?)

 

鍼治療の前に、鍼の先生から不思議な話をされた。ざっと書く。

 

「医者じゃないから断定はできないから世間話として聞いて欲しい」

「原因不明の突発性難聴だが、病院の治療はステロイド一択である」

「突発性難聴の原因はいくつか考えられる。血栓のつまりだったり、重度のストレスだったり、ウイルス感染だったり、いろいろ。」

「ウイルス感染だとステロイドは効かないと唱える医者がいた。その医者はヘルペスウイルスに効くウイルス薬で突発性難聴やメニエール病に有効だと発見し、実際患者に投与したら治癒例がいくつもあった」

「その医師の名は七戸医師。しかしすでに亡くなられている。そして、しちのへ内科医院も閉院している。(なんと札幌だった)」

「北海道にその治療法をしてくれる医者は私が知る限りいない(北海道外にはいる)。そもそも保険適用外の治療だし、それに賛同してくれる医師は少ない。」

薬が欲しければ海外から個人輸入するしかない

 

この時、全く回復しない聴力にわりと絶望していたので、新たな可能性を示唆された僕は単純に嬉しかった。ものすごく嬉しかった。ものものもの凄く嬉しかった。

「希望の光がーーー!!」である。

 

前述したが、時間が経過するごとに完治率が下がる突発性難聴。

ステロイドが効いてる気配がない今、耳は悪くなる一方と思われ、藁にもすがりたい状態である。鍼治療が終わって帰宅後すぐに個人輸入の代行サイトから薬を取り寄せ、発注かけた。

ヘルペスウイルスや帯状疱疹で使う、「バルトレックス」という薬。すぐ飲みたいのに、海外輸入は最短で1週間かかる模様だ。長い。

 

一応、裏付けとして、しちのへ内科医院がウイルス薬を処方してた痕跡がネット上に残ってたので貼っておくのと、書籍も出版されていたのでそれぞれリンクを貼っておく。

 

 

 

ちなみに、初めての鍼治療。全く痛くなかった。ホッとした。実はちょっとビビってたのです。だって、鍼刺すんだよ?怖いじゃん。

あと、首とか顎に鍼バンバンさしてライオンみたいになるんだろうと覚悟してたけど、4-5本刺しただけだったので、ちょっと拍子抜けでした。

 

鍼の先生「鍼で内耳への血流を良くした状態です。熱いお風呂に入ってガンガン血を巡らせてください」

とのこと。

しかし、どうも発症してから温めると悪化してる気がしていたので、この日お風呂には入らなかった。

この頃、病院の言うとおりにしても良くならん。YouTubeの鍼灸院チャンネルに勧められてストレッチ的なのやっても良くならん。お風呂もすでに試していたが良くならず。もう何を信じていいかわからない状態だったのもある。

むしろ耳の内部に熱を持っている感覚があったので、「冷やしてやった方が良いのではないかろうか」と思ってたので、ここから数日間は冷やしてた。真夏の保冷剤は、気持ちよかった。ひんやり。

 

続き↓↓↓

 

 

 


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