『姉ちゃんの周りはポンコツになる』
弟の友利の言葉通りに、再び貴恵を失い意気消沈する新島親子。
しかし、圭介は違った。
貴恵が戻ってきてくれた意味。再び共に過ごした奇跡。麻衣を悲しみに巻き込んで10年間も放ってしまった後悔。
心を塞いだ麻衣に向かって語りかける圭介。麻衣はその言葉に耳を傾け、心の扉を開いた。
貴恵が10年間もの間、届くことの無い声をかけ続けていた時間が報われた瞬間だった。
涙腺崩壊です。
いやしかし、ちょっと待った。
最終回まで、あと1話。
全員立ち直ってしまった。どういうことだろう。
幽体離脱した万理華が公園に行くと、かつて自分が絶望して泣いていたすべり台に貴恵がいた。
万理華『本当にいいの?』
貴恵『もう一度家族に会いたい』
そうか、最終回は、貴恵が報われるお話なんだな。
よくよく考えてみたら、本作の登場人物で一番不幸なのは貴恵だ。悲しい姿とかあんまり見せないキャラなので油断していたが、
- 不慮の事故で死ぬ
- 10年間家族を思い地縛霊化
- 憑依なのに輪廻転生と勘違い
- 圭介と再び結婚の約束するくらい未来の可能性を信じた
- 唐突に万理華の体が借り物だと知る
- 霊体に戻り現世とコンタクト取れなくなる
比較することじゃないかもだけど、不幸の度合いでいったら貴恵の方がかなり上を行ってるんだよなww
圭介、麻衣、友利が元気になったー!前を向いたー!やったー!…で、物語が終わるのは不憫だ。
圭介と貴恵が再婚(?)するという奇跡のハッピーエンドは叶わなかったものの、もう少しだけ幸せになって成仏してもいいではないか。
…来週、どんな展開が待っているのか。