音量を上げろ
映画の宣伝を見て、
- キャストが好きな人ばかり
- 大好きなバンドを題材にした映画
- 曲がかっこよかった
のを強烈に覚えていて、これは名作に違いない、と信じて疑わなかった映画をやっとこ観たのです。
すげーつまんなかった。笑
※ここからネタバレあります。
ふうか(吉岡里帆)
声の小さいボーカル
シン(阿部サダヲ)
4オクターブのすごい声の持ち主だけど、喉がやられてるロックスター
いきなり喉ぶっ壊れます。
大出血。
ファンも血まみれ。
過激なシーンがわりと多め。その辺は好きです。(暴力とコメディの演出が、なんかチグハグで、笑い所が僕には合わなかったりしたけど)
ストーリーが説明不足で置いてけぼり感。
- シンがライブすっぽかした理由 → 歌うより、自分の声を守る決断をした。
- ふうかが声小さい理由 → いじめられてた。
- 何目的でシンは追いかけられてるのか → イベント大損の借金の取り立て??
さらっと説明されたり、ちょっと考えたらわかるんだけど、物語の肝の部分がちゃんと語られることはなく。。。。。
いや、そこはおさえておけよ!……的な。
一番気になった部分は、シンとふうかの関係性。
バイク事故で知り合ったシンとふうか。
ふうかのストリートライブをシンが見に来て二人は再開します。
声の小さいふうかの歌声が、小峠バンドにかき消されて、怒ったシンが喧嘩ふっかけにいきます。
とりあえず、
そこまでいきなり肩入れするの不自然じゃね?……と思いました。
物語が進み、シンの喉は限界で、韓国で手術すれば治るけど歌えなくなることが判明。
二人は唐突に韓国に旅立ちます。
その直前、シンはもう歌えなくなるからと、弾き語りを始めます。
回想シーンで明らかになる、シンの過去。
ちょこちょこシンの妹というワードは出ていたけれど、ここではっきりと何が起きたかの描写が出ました。
借金取りをやり過ごすのに居留守を母親から強要され、声を出す事を禁止されていたみたい。
母親が借金取りを殺害。
母親『もう声出していいのよ。もう声出していいのよ。』
これによって、シンの妹は話すことに関して何らかの障害を負ったようです。
そのシーンのあとに、ふうかの声にならない声のシーンが挿入されて、、、、、
回想シーン明け。
ふうかはシンの歌を聞いて涙します。
僕はここで確信してしまったのです。
ああ、こいつら兄妹なんだ!
と。
若干年齢の設定オカシイけど、作中で年齢明かされてない。
きっとふうかはなんらかの理由で、シンが兄だと気づいていないor覚えていないんだと。
物語の後半で、その辺が明かされるんだ!
……と思っていたら、謎に長い韓国パートが始まり、
クライマックスへ。
ぶちゅ~~~
なんでやねん。笑
兄妹じゃなかったwww
しかもキスシーン異様に長いし。……なんの意図なんだろう・・・。
そんなわけで、終始モヤモヤが止まらないストーリー展開がクソでした。
でも、作品自体がパンクでぶっ飛んだノリなので、あまり考えなきゃ楽しめるのかな、とも思いました。笑
でもまぁ、映画観ないで曲だけ聞いてた方が幸せになれます。笑
ストーリーもうちょっとうまくやれば、神映画だったのになぁ・・・。