
シンジが手紙一通でノコノコとネルフまで来てしまった理由
エヴァを見返しているのです。思ったことを感想としてツラツラ書いていくやつです。2つめ。
ゲンドウの手紙をビリビリに破いたけど、なんとかネルフにやってきたシンジ君。そのあとの悲劇を見た感想を書いてみる。
エヴァに乗れ嫌だ乗れ無理だよ乗れのくだりだ。
ミサト、手のひらの返しっぷりがクソ野郎過ぎる
父からの突然の手紙をもらって、ビリビリに破って書かれた文字をグシャグシャと上書きするほどの葛藤を経て、複雑な思いを抱えたまま第3新東京市に到着したシンジ君。
突然謎の巨大生物が暴れ出して、自衛隊のミサイルに巻き込まれそうになったり、N2爆弾の爆風に飛ばされたりして、命からがらネルフに辿り着いたのだが、いきなりよくわからない事を言われる。
碇ゲンドウ「ふっ。出撃。」
父との対面である。
急に呼ばれて大した説明もないけど、巨大生物が襲って来て今にも人類滅びそうだから強引にシンジを初号機に乗せちゃえー!……という有名なシーンだ。
で、葛城ミサトだ。
未成年にお色気自撮り写真送りつけたり、父親そっくりと無神経発言したり、いい人の皮を被った性悪な印象な彼女だが、なんだかんだここまで、シンジに対して擁護というか同情と言うか、優しさを見せる接し方をしている。
「いきなり実践!?無理でしょ!」……と、そんな無茶ぶりはありえないと、最初はシンジ擁護だったが、最終的には「乗りなさい」と冷酷な命令をする。
この、"乗りなさい"のタイミングが改めて見返すと、光の速さだったのがすごくおもしろかった。
シンジの内面を勝手に想像して書いてみる。
ミサト「出撃!?まさか、初号機を使うつもりなの!?」
リツコ「他に道はないわ」
シンジ(ナンノハナシ??)
ミサト「パイロットがいないじゃない!」
リツコ「さっき届いたわ(シンジの事)」
ミサト「マジなの?」
シンジ(……ん?嫌な予感)
リツコ「シンジ君、あなたが乗るのよ」
シンジ「え?」
ミサト「綾波レイでさえエヴァのシンクロに7ヵ月かかったんでしょ!?今来たばかりでなんて無理よ!」
シンジ(ですよねですよね。もっと言ってミサトさん)
リツコ「座っていればいいわ。それ以上は望みません」
シンジ(いやいやいやwww)
ミサト「しかし……」
ゲンドウ「乗れ。でなければ帰れ。ゴニョゴニョゴニョ…(暴言)」
シンジ(助けて、助けてよミサトさん)チラっ
ミサト「乗りなさい」
シンジ(えええーーーー!!!?)
この、手のひら反しっぷりよ。
まぁ、状況的にしょうがないとは言え、あまりにも無茶振りがエグい。理不尽オブ理不尽。
日本社会における常識、「長いものに巻かれしもの、出世するの法則」は、エヴァの中でも描かれていたのだ。
シンジは何しに来たのか?
ミサト「乗りないさい」
シンジ「嫌だよ。せっかく来たのに。こんなのないよ!」
と、シンジくん。
ゲンドウの手紙をビリビリ破いたのに、それでもネルフまで来たのだ。
シンジくんがネルフまでノコノコやってきた理由って、ゲンドウパパの甘い言葉をもらうためだったと、私は信じて疑わない。←(と思う根拠はゲンドウの手紙で、前記事に書いた)
ゲンドウ「お前の顔を見たくなったんだ」
こんなん言われて、
シンジ 「父さん!」ギュー(抱擁)
みたいな展開を、ないだろうと思いながらも、夢には見てたと思うわけ。
なので、
シンジ「嫌だよ。せっかく来たのに。こんなのないよ!」
というセリフは、ここに来た理由の全てを物語っていると言える。非常に重いセリフなのだ。ズッシリ。
止まらないネガティブ感情を押しとどめて勇気を出して父親に相対した結果がこれ。
この、絶望に満ち満ち溢れた重いセリフに対するミサトの返しが、
ミサト「シンジくん。何のためにここに来たの?」
だったりするんだけど、シンジくんに感情移入してしまっている、全ワタシが、総ツッコミを入れる。
パパに甘えに来たんだよ。
「せっかく来たのに。こんなのないよ!」が、その答えなのだ。
次のミサトのセリフが、
ミサト「逃げちゃだめよ。お父さんから、なにより自分から!」
なんだけど、違う。違うよミサトさん。逃げなかったから、勇気を出したから、今ここにいるんだよ。
ミサトお前、マジなんもわかってねーな。軽蔑するわ!が、私からミサトへのメッセージだ。
やっぱシンジくん、かわいそうすぎるな。(知ってた。)
それにしてもミサトって、指揮する立場なのにエヴァの概要も知らされていないし、人の気持ちも察しれないし、1話を見る限りものすごいポンコツだなーという感想を持ってしまった。
結構好きなキャラなんだけどな。あらためてじっくり見返すと、いろいろ思うところがあって面白いな。
さ、次回も、サービスサービスぅー。








