防犯警鐘の映画だと思って視聴しました。
ここ数年、インターネットの身近っぷりと言ったら、かなりのものだ。
おっさんめい事を言って本当申し訳ないんだけど、僕が高校の頃くらい。『Eメールが携帯電話で1通〇円』で、『iモード』が出現したあの時くらいの空気感が、一番気軽にやれてて、心配事が少ないという点においては最高によかった。
実名でホイホイ日常をアップロードするのってけっこうリスクあると思ってる方でして、僕はFacebookなんかはやってなかったりします。
そのリスクって、具体的になによ?
が、まとまってるだろう、映画『スマホを落としただけなのに』
現実に起こり得る、ミステリーホラーな映画。ワクワクゾクゾクです。
前半部分までは楽しめました。後半……
スマホを落としたらヤベー奴に拾われて、彼女の顔写真見られたもんだから興味持たれて、最終的に二人とも殺されかける。
……というのが超ざっくりとしたあらすじ。迫られる恐怖。ホント怖かった。
最後まで、この展開一本で進んでいれば、『めっちゃ面白かった!!!』という感想だったんだけど、後半から、ちょっと『?????』な展開だったのが残念。
投資にハマった同居人が大損して借金まみれになり、主人公名義で勝手に闇金からお金借りられた。『お前のせいで散々だよ!』とキレたら『私の名前をあげる。これで自由よ』と同居人自殺。それ以降同居人の名前で生きて今に至るという。
え、その設定必要だった?
設定もガバガバで、疑問湧きまくり。
- 同居人も借金まみれのはずなのに、どうして自由になれるのか
- 同居人そっくりに整形してたけど、そんな金どこからw
- 最後、全てを許した彼氏が迎えに行くのも、なんだか。。。
せっかく緊張感保ったまま後半突入して、成田凌さんのイッちゃった演技も良かったのに、理屈の通らない設定が次々に明かされてげんなり。だんだん気持ちが盛り下がっていった。
なんか、惜しい映画だったなぁ。