
取捨選択が終わらない。
中2の娘と、「今注目のアニメは?」……的な話しをしていた時だ。
『2話見たら1時間かかるからなぁ……。時間が足りない。』
と言い放った。
僕の中での、時間が足りないという概念は、子供が生まれてから感じた感覚。
それまで、まぁ無計画に行き当たりばったりに生きてきた。時間なんてまだまだたくさんあるじゃーん、と、漠然とした意識。
時間がもったいない、やることが溢れてる。あれを片つけて、これを片つけて、とやりだしたのは、30歳を過ぎてからだ。
アニメを2話見て1時間かかるのがもったいないって感覚。その境地に、13歳の子供が達している。
衝撃である。
まぁ、そのもったいない理由は、スマホのゲームやYouTubeを見る時間が減るという意味なのだが。
……部活して家での勉強時間に、家でやれる数々の娯楽。
自分が中学生の時は、今ぐらい多くの選択肢はなかったからな。
あれもこれも、……になることができなかった。
これを良しとするのか、悪く考えるのかはよくわからんが。
選べるものが多いからって、必ずしも幸せとは限らんのかな。なんて思う今日この頃です。
取捨選択の時代。これはこれで大変だなぁ……。なんて思いながら。
おやすみなさい。