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突発性難聴になった日記・その5『ステロイド効かず。聴力戻らず生活音は聞こえない。』
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8月10日(土)

 

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治療を始めて今日でちょうど一週間だ。

パルクスの点滴が終わる日である。

 

聴力検査の結果が、これだ。

 

 

良くならず。

80㏈でやっと聞こえる程度。生活音は全く聞こえないまま。

 

ステロイド治療の治療実績による確率は、完全治癒1/3、改善どまり1/3、変わらずor悪化1/3。

僕は、全く改善しない3分の1のカテゴリーに属す可能性が高くなってきた。泣きそう。

めまいも相変わらずで、右耳が聞こえないからか、右側にグーンと頭を持って行かれる感じが続く。

耳鳴りも相変わらずで、キーンだのピーーーーだの、高い音は4~5種類くらい、低い音はコォーーーーという音に、チョロチョロチョロと水が流れてる。けっこうまあまあな音量で、ずーーーーっと聞こえてる。

集中してる時と寝る時には、さほど気にならないというのが、唯一の救いだ。

 

8月11日(日)

 

パルクスというステロイド点滴が終わったので毎日病院に通う必要がなくなった。

結果が悪いのが分かりきってる聴力検査をやらなくて済むようになったのが嬉しい。正直苦痛でしかなかった。けっこうなストレスでしたよ。

この苦痛が無くなったのは嬉しいけど、良くなってないから悲しいやらで、複雑な心境である。

 

ステロイドの点滴は終わったが、プレドニンというステロイドの内服薬は続いていた。

【1日目~2日目 12錠 】→【 3日目~4日目 10錠】→ ……みたいな感じに、徐々に減薬していく。一気に止めると、離脱症状で体が異常をきたすらしい。こわい。薬、こわい。

この日は朝3錠、昼3錠の計6錠の日。治療目的の投薬というよりは、減薬期間に入ってきた頃なのだろうな。

体に巡ってるステロイドの量も、だいぶ減ってきた頃だろう。(何日間ステロイド成分が身体に滞留するかは知らんけど)

 

この時の僕の脳内は、

(くっそ、ステロイド全然効かねえな。やっぱ鍼の先生が言うように、自分の耳はウイルス感染の突発性難聴なんだな。そうに違いない。)

と信じて疑わなくなってた。……というか、心のよりどころがそこしかなかった。

 

ステロイドって、

【メリット】炎症→抑える

【デメリット】免疫力→下げる

ということらしい。

 

ウイルスのせいで耳がやられたとするならば、ステロイドを投与したことによってウイルスに対する免疫力が無効化してるのではなかろうか?などと、推察できる。

だとすれば、ステロイド投与開始から聴力検査の成績が落ちたのにも説明がつく……。

治療開始して3日目の8月6日に聴力がさらに悪くなった原因は、前日に無理して12時間労働をこなした&お風呂でめっちゃ温まったせいだと思っていたけど、単純にステロイド治療が的外れだったのでは?

例えるならば、風邪ひいて病院行ったら「この湿布貼って様子見てください」みたいな、トンチンカンな治療されてるのと同じなわけで。

根本的に治療法が間違ってるんじゃないのか?…というのが、僕の胸のうちだった。疑心でいっぱいだった。疑心。疑心。疑心。疑心である。

※素人考えです。あしからず。

 

この日くらいから、右耳を、より熱心に冷やすことに注力した。

良いのか悪いのかはわからない。カンだ。

しかし、耳の奥。患部付近に熱をもっている感覚は以前よりも感じた。手で触っても、体温計を当ててみても温度が高いわけではないが、炎症起きてる感じ、熱を持ってる感じ、押すと傷口をグリグリやってるような嫌な違和感があった。

保冷剤で、朝起きて20分。昼に20分。夜寝る前の20分のアイシングをおこなった。すんごい気持ちよかった。聴力もめまいも変わらずだったけど、効いてる感だけはすごかった。

 

 

8月12日(月)

 

とうとう仕事だ。

先週はめまいで休んでしまったので、1日と半日しか出勤しなかった。なにで、ちょっとビビりながら仕事行った。

思ってたよりもめまいが減ってて、普通に働くことができた。よかった。

この日も、聴力は変わらず。耳鳴りも変わらず。耳閉感も変わらず。

 

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