
リーブラの主砲で爆笑した日
ガンダム好きを公言しているくせに、ガンダム作品を網羅していないという事に、恥ずかしさのような感情に気がついた。
よし、全部見てやろうではないか!と、ガンダム未視聴を減らす旅に出ることを決意。アマプラを起動した。
とっかかりに選んだのはガンダムW。最初の旅先は、アフターコロニー195年なのです。
コツコツ毎日視聴して、TV版、全49全話見終わりました。
結論から言うと、あんまり面白くなかった。びっくりするほど響かなかった。
戦う意味とか、騎士道精神みたいのとか、生き様的な思考とか、ネチネチネチネチずーーーーっとやってて、行動のひとつひとつに「?」が連発で、共感ポイントが少なすぎるのが原因かと思う。途中でお腹いっぱいになってしまった。ストーリーにおける整合性とは?…と問いたくなる毎日。でも、がんばって最後まで観た。
放送当時、人気で話題になった作品と記憶してたのと、OVAで続編までやってるというので、けっこう期待値が高かったのだ。だから、余計にガッカリしたのかもしれない。
感想をブログ記事にしようと決めていたので、盛り上がってきたポイントで、「ここテンション上がったわー!」といった感じで投下しようと考えていたのだが、ついぞそのタイミングが訪れることはなく、そのまま見終わってしまったのだ。
「お?ついに来たか?」と一瞬思ったタイミングも、あるにはあった。第44話だ。かなり終盤。
これまで、バラバラでまとまる事の無かった主人公5人が、やっと、やっと、やっと集結した。ピースミリオンから出撃する展開が、本当に待ちに待っていたのだ。
残りは5話で終結するのだから、これはエンディングまでひとっ飛びだろう!怒涛の展開キター!……と、期待してたのだけど、またしても待ったがかかる。仕切り直して一息つく。もちろんヒイロとゼクスのライバルチャンバラ対決も中断だ。
盛り上がりそうになっては一旦落ち着き、盛り上がりそうになっては一旦落ち着き、を繰り返すストーリー展開。
待ちに待ったクライマックスが来たのかと期待してからの失速に感じたのでここは、けっこうがっかりした。
そして、ずっと疑問に思っていたことに関してのイライラも感じてしまった。
ゼクス「くっ、ここまでだヒイロっ」
ヒイロ「ゼクス、ゼロの予測ではお前に未来はない。エピオンの予測は違うのか?」
いや、だからゼロシステムって、なんなんだよ!説明不足過ぎるわ!!…という。
ツッコミが止まらない。
そう、この作品、とにかくツッコミどころが多いんだ。
ヒイロ失敗しすぎ。特に序盤のポンコツっぷりヤバい。デキる人キャラ無理ある。
主人公たちの自爆の成功率が低すぎ。壊す気ない。
ヒイロとリリーナ、謎のキズナで繋がってる描写が散見するが、それまでの接点少な過ぎ。「殺しにいらっしゃーい!」意味わかんない
自分の出自も知らぬリリーナが、わずか数ヶ月で完全平和主義の理念を我が物にして各国首脳と肩を並べて話す。そしてロームフェラの代表になる。
モブキャラ及びモビルドールはガンガン壊れるのに、主要キャラのMSが固すぎ。基本ビーム兵器が貫通する事はまずない。爆発もしない。
全長3,500m、全高1,500mの超巨大戦艦リーブラの製造期間が短すぎる。着工して数ヶ月でサクッと完成する。
どの勢力もお金が無限に湧いてきて経済的に困ってるのを見たことない。
資源も無限に湧いてくる。
物語に夢中になってしまえば「気になる!」は流せるのかもしれないが、物語にハマっていないのだから、ぜんぜん流せぬ。困った。
最も、「おいい!!!!」とツッコミ入れたのは第46話。ワクワクからのふざけんなの落差がいちばん急だった回だ。
ミリアルド(ゼクス)の行動理念がよく分からないのは全編に渡るのだけれど、ホワイトファングに加入した辺りから、「お前マジで何がしたいのよww」と、困惑に困惑が重なる。
その謎が明かされる重要回が、この第46話だ。
ミリアルド(ゼクス)のセリフを自分解釈で補完すると、
完全平和主義を実現させるには、戦争の悲惨さを人々に見せつけてる必要がある。自分が地球を攻撃して悪者になって、リリーナ、あとは任せた!
と、こういう風に聞こえた。
やっと。やっとだ。ミリアルドのホンネが聞けた。モヤっとしながらも、とりあえずの納得ができた。
なんか、ワクワクしてきた。いよいよ全面戦争の予感。誰が死んで、誰が残るのか。
場面はミリアルド対トレーズへ。
全長3,500m、全高1,500mの超巨大戦艦リーブラの主砲。これで地球を攻撃しようとするくらいだから、さぞかし巨大なビーム砲なのであろう。歴代のガンダム作品でいくと、コロニーレーザーのノリに見えた。
トレーズを消し去ろうと、自ら発射ボタンを押すミリアルド。
発射ボタンぽち!!
ビーム発射!!ずどーーーん!!
トールギスで突っ込むトレーズ。なにせ、地球まで届くほどの高出力ビーム砲である。モビルスーツ1体を照準にして撃たれているのだ。回避はまず不可能だろう。
(遠くから飛んでくる何か)
ぴゅーーーーーん ガツン!!
唐突に、レディ・アンが乗るウイングゼロが、体当たりしてトールギスを吹っ飛ばす。
レディ・アンの体当たりに、数メートル横にズレたトールギスはビーム砲の回避に、なんと成功した。なんでやねん。
ビーム、ほっそ!! 細すぎ!
ぶっははは!!!
まさかの展開に爆笑してしまった。
さらに驚愕なのが、身代わりになって死んだと思われたレディアンが、五体満足で生存していたんだ。コックピットは無事で、ウイングガンダムの下半身だけの破損で済んでた。
トレーズに当たらなかったビーム砲は、後方のトレーズ部隊の戦艦をドン!ドン!ドン!と、数十体破壊する。
急にビーム太くなった!!
なんだよこれ……。おかしいだろ。
とにかく、主要キャラ、ここまで全員生還である。
別に誰かに散ってほしかったわけではないんだけどさ。なんかさぁ。シラケてしまうじゃない。
ひと笑い終えたあと、ワクワクが何処かへ行ってしまった事に気づいた。
で、トレーズ。
この後の話で、ご乱心でお馴染みのウーフェイ君と対決して、アッサリ戦死するんだ。なんでやねん。
死ぬ展開が来るにしても、もっと良い場面が用意されてると思うじゃないか。それなのに、ショボイ死に方…。いたたまれない。
リーブラ砲で散るでよかったじゃんか。
さて。ずいぶんボロクソ書いてしまった気がするけど、最後まで観れたのだから、それなりには楽しんだと思う。
完全平和主義という社会思想については、現実世界とリンクして考えさせられた部分があって、ちょっと考えさせられた感があってよかったな。日本の立ち位置と似てる気がするのだ。
武器を持たずに平和でいることは理想だけど、丸腰だと滅ぼされること間違いない。
キレイごとじゃ世界は守れないというのを痛烈に体現した作品に感じた。
良かったポイントを挙げると、その辺の物語の設定かな、と思う。
さて、このままOVAのエンドレスワルツを見るとする。
どんな感じなんだろうか。テレビアニメ版の後にOVAとして発売した物語。今度こそ、きっと夢中になれるはずだ。わかんないけど。
そういえば、ずーーーっと思ってたんだけど、ウイングガンダムゼロ…。カスタムになると、機体に羽根が生えるんだよな。
あれ、なんなのか知らないのだ。
戦略的な意義とか、語られるんだろうか。気になる。スーパーロボット大戦とかで見かける限り、武装ではない。Vガンダムの光の翼的なものではないはず。
ただの飾りにしては、ゴテゴテし過ぎだし、なんらかの意味はあるんだろうと信じてるんだけど。
その辺も含めて、楽しみだなぁ。








