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【心臓に悪い不倫バレ映画】先生、私の隣に座っていただけませんか?感想・ネタバレなし。【黒木華・柄本佑】
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不倫映画じゃない。ホラー映画だ。

 

早川佐和子は人気漫画家で、夫の早川俊夫も漫画家だが、夫はスランプ気味。双方の担当編集者の千佳は俊夫と不倫している。そのことに佐和子は気づいている。新しい漫画のネームにとりかかった佐和子。その漫画は俊夫の不倫について描かれていた。そのネームを盗み見た俊夫は不倫がバレたのかと心配になる。また漫画には自動車教習所へ通っている佐和子が若い教官と恋に落ちる様子も描かれていた。漫画の内容に困惑する俊夫。無事に免許を取得できた佐和子は行方不明になる。

 

 

俊夫の不倫はほとんど確定なのだが、俊夫視点、つまり男性視点で見ると、

 

『あれ、まだもしかしたら、もしかしたら、バレてないんじゃね?』

 

と、一縷(いちる)の望みにかけてしまうストーリー展開だ。

 

『双方の担当編集者の千佳は俊夫と不倫している』……のは事実だが、いかんせん、『私は知ってる』を確定させる事を、佐和子はしない。

妻の新作漫画のネームは俊夫と千佳の不倫を生々しく描いているのだから、客観的に見れば『俊夫さんw 腹くくれよ、謝れよwww』なんだけど、匂わせて追いつめる手法が秀逸過ぎる。

新しい漫画のネームをが日に日に出来上がって、自分の不倫がバレているかも?…がジワジワ伝わっていくのは、ハッキリ言ってホラーだ。自分のパートナーに同じ手法で詰められたらと想像すると、背中に寒いのが走る。戦慄ものだ。夢に出て来そうだ。怖い。

 

新作漫画のネームは、物語が進むにつれて自身(佐和子)の運転免許教官との恋愛事情が描かれていく。

俊夫さん、自分は不倫してるくせに、佐和子の不倫疑惑にはしっかり嫉妬していた。

心情的にはわかる部分もある。『オマエの物はオレの物。オレの物はオレの物』というジャイアン的思考は、人間だれしも心の奥底に持っているものだと思う。(決めつけ)

 

自分の結婚生活にダブらせて観てしまったので、映画の前半部分で、心がグワングワンと持っていかれました。

果たして、佐和子はどういう目的で行動しているのか。漫画のネームはどこまでノンフィクションなのか。最後まで画面にくぎ付けでした。

 

 

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