他の人が編み出した技や知恵や研究を1冊の本から自分のモノにできるって、めっちゃお得だよね、という読書のお得感。
誰かが一生を捧げて出した結論を一冊の本で知れる、みたいな本が世の中には出回ってるわけで。これってすげーよな、と。今さらながら。笑
で最近、いろいろ読み漁っているのです。どうもです。わっかけです。
読書の効率化を考える
読めど読めど思うのが、それって知識になってんのか?という・・・。
数カ月前に、【ファクトフルネス】という本を読んだのだけど、
- 自分が目にしたわけじゃない情報で、世界を知っている気になっている
- 世界は確実に良くなっている
という2点は覚えている。
でも、どのように違うの?どのように世界が良くなったの?と、自分に突っ込んだ質問をすると、フワっとわかってる感じはあるのだけど、言語化して説明できない。文章化して説明できない。
うぬぅ……。これじゃ、身に付いたとは、とても言えない。
せっかく何時間かかけて読んでいるんだから、人にネタとして話題提供できるくらい、頭に入れたいなぁ…と。
で、じゃあ読書法を学ぼう!ちゃんと覚えるをやり方学ぼう!…という事で、佐藤優 著【読書の技法】を手に取りました。
『誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』
熟読……という響き、気に入った。僕のボキャブラリーにはなかった単語だ。
……そして、速読。聞いたことはあったけど、「速読で頭に入るとか無理じゃね?ページパラパラして読んだと言い張るようなやつっしょ?」……と思ってます。
熟読なくして速読はない
本書で学べる読書術は大きく分けて3つ。
の3種類。
まず熟読。
熟読法により頭に叩き込んで基礎ができて初めて、速読ができる。
これがベースとなる考えとのこと。
本の帯に、"年間300冊"とか書いてるので、一瞬、『速読法マスターして、知識インプットし放題になれるのか!?』…とか淡い期待をしてしまったが、簡単に崩れ去った。笑
『現実の出来事を説明できなければ、本物の知識ではない』
ちょっと僕には難しい言い回しだけど、前述した、ファクトフルネスを言語化して説明できないのと同じ意味だろう。
基礎知識を増やせば、基礎理論を熟考することもないし、同じことを書いてる箇所を読み飛ばす事も可能。
あくまで、同じ分野の知識を活用してするのが、速読。
例えば歴史を学ぼうとした場合、縄文時代を調べようとしたら、基本となる1冊目から速読はありえない。
基本となる縄文時代の知識を学んで、1冊目以降はすでに知っている知識を学びなおす必要がないので、速読する。未知の知識だけを吸収すれば、時間短縮、速読が成立する。
多くの知識を脳内に貯蔵して歩く辞典みたいな人間になれば速読できる対象は爆増するのだろうけど、今のところ僕には縁がなさそうだ。(悲しみ)
というわけで、僕に必要なのは、熟読術。熟読法。
次回は熟読ってどうやるの?……を、まとめてみようと思います。