経験値より退職金やれよww
イムル村の子供消失事件。
どこかに生れ落ちた勇者を、子供の頃に殺してしまおうというのが、ピサロの手先。
子供を片っ端から殺していけば幼い勇者に当たるだろうという、なかなか行き当たりばったりな計画だ。
これを解決したライアンは、バトランド王から好きな褒美を貰えるという展開に。
ライアン
「まだ見ぬ勇者を手助けするため、旅に出たいのです。」
バトランド王
「あい、わかった」
……マジか。
いろんな角度での、マジか、であります。
どこにいるかも、というか存在してるかもアヤシイ勇者の為に、仕事を辞めて旅に出る。
王国の兵士のライアンは、王国内では結構な高給取りの部類のハズ。
だけど、所持金もってないし、貯金も無さそうだ。(バトランドに預り所ないしな)散財クセがあるのかもしれない。
そんな、明日のご飯もわからない状態で旅に出ると決意するライアン。
勇者や世界より、まずは自分の事を大切にしてほしい。
もうちょっと、計画性を……。
まぁ、モンスターが謎にお金を落とす世界だから、その辺はあまりシビアじゃなかのかな。なんとかなるさ的な?
というか、放浪する必要あったんだろうか、という疑問も少しある。
この世界感的に、バトランドで修行して鍛えてたら勇者一行はそのうち訪れる確率の方が高いように思うのは、ワタシだけ?
バトランド王の目線からしても、けっこう衝撃の展開で。
バトランド王
「褒美はなにがいい?」
ライアン
「辞めたいっす。」
「いやいやいやいやwww 褒美やるっつってんじゃん!……は?」
ってなるじゃないですか。
もう、まさか過ぎる展開w
それでも、ライアンの退職の申し出を快く了承したバトランド王は、
「せんべつだ」
といい、経験値をたくさんプレゼントしてくれた。
おかげで、一気にレベルが上がった。
でもさ、
経験値より退職金やれよww
王様、これ、実は嫌がらせなのでは?と思ってしまった私。本当に薄汚れた心を持った大人になってしまったようだ。
だって、ねえ。
やっぱ、明日のオマンマは大事。
食えてナンボ。食えて見える明日という未来なのだ。
ちなみに、ライアンが勇者に出会う(5章)は、10年後だったりする。
30歳→40歳
計画性は無く行き当たりばったり、思いついたら即行動するも、10年結果が出なくても続けることができる忍耐力。
……すごいな、ライアン。