
ゲームは、おつかい感で萎えるはウソでした
昨日、デスストランディングをクリアした。
最高。最高に楽しかった。
こうも尻上がりに面白くなってくるゲームがこれまでにあっただろうか。なんなら一度挫折するほど食いつきは悪かった。
開始1時間ではぜんぜん面白さに気付けなかったのに、気が付いたらのめりこんでいる不思議体験を味わえた。
なんかの時に、「ゲームは、おつかい感で萎える」って、書いた事があるんだけど、そんなことなかったんだ。間違っていた。おつかいがメインのゲームで、おつかいが楽しかったのだ。
「おつかい」の何が楽しい?私はミュール1歩手前
「世界が分断されました。物流止まってます。」
という世界。ゲームの進行上、単純に届けば成立して進行する。するんだけど、いかに大量に、いかに無傷で届けるか?……を、無性にこだわりたくなる。
☆を貰えて増えていくとか、サムの肩書が更新されるとか、アイテムもらえるとか、目に見えたメリットは、ある。あるんだけど、それとは違う、ちょっと面白い感情に気付いたのだ。
配送すると、配送担当の人に、
「こんな大量に!?」
「どうやって運んだんだ」
「さすが伝説の配達人」
と、感想やらお礼やら驚きの声をかけられるんだけど、これが、たまらなく気持ちイイのだ。
重量を限界まで持ったり、複数の依頼を同時に掛け持ちとか、とにかくギリギリまで大量に、いかに効率よく回るか。BTの危険はあるか、ルートは通った実績があるか、などなど、状況判断も楽しい。
このゲーム、街の中とかの描写は気持ちいいくらい省いてる。街にも入れないし、歩いてる人もなかなか見かけない。生活感をあまり感じれないのが寂しいと思っていたんだけど、やってるうちのそんなことはなくなった。オープンワールドゲームの弱点である、リアルにしたからこそ描けない部分。これを見事に簡素化して、プレイヤーに想像力で補完させたのだ。大成功だ。
むかしの2Dドット絵のRPGで、「フィールドの縮尺的に、1マスは100㎞とかあるのか?」とか想像してプレイしてたの、あれに近い。
ドラクエ3のジパングのマップを見た時の衝撃だ。北海道がたったの6マス。フィールド1歩で200~300km移動したことになる。昨今のリアル志向のゲームは、こんなだいたんなデフォルメは使えない。
昔のドラクエの縮尺みたいに、デスストランディングの人々の生活風景はうまく表現されてた。街の中に人は50000万人とか表記したり、ビール出荷してたり、ピザ配達したり。ちゃーんと人々の生活は確実にそこにあって、感じる事が出来た。

そんなわけで、配達が楽しいのである。
暮らしている人々の役に立てる。受け取った人が褒めてくれる。嬉しい。だもんで、ついつい多く荷物を運んでしまうのだ。
思いっきりゲームに感情移入しとるな。うん。
これはもはや、配達依存症なのでは?とか思う。
私はミュールの1歩手前なのかもしれない。近所を回ってる配送屋さんを襲って自宅ポストに荷物溜め込みそう。マジで気を付けないと。笑
BB接続時の回想は、実はサムの記憶だったのだ
配達活動が楽しかったのは、ストーリーが楽しかったからだ。ストーリーが楽しいのは、配達活動が楽しかったからだ。
持ちつ持たれつで、かつ、相乗効果である。
んなわけで、ストーリーも、良かった。
赤ちゃんを幽霊の索敵に使うとか、あの世とこの世が繋がって絶滅するとか、フラジャイルはテロリストどころかめちゃめちゃいいヤツだったり、ヒッグスはアメリに操られてた可哀そうな奴だったり、サムとデッドマンのラブラブシャワーシーン(重要)があったり、常に驚きが連続した。設定もストーリーも斬新すぎる。よくこんなん思いつくよな。
「だ、騙されたー!!」
と、声出してビビったのが、【サム=最初のBB】が発覚したところだ。
BB接続時に起こる、保育器内のBB主観視点の回想シーン。クリフがBBに話しかける映像だ。
あの視点の主はルーであると、疑う事もなかった。まさかサムだったなんて。そんなことあるのかよ。マジビビッタゼ。
まあ、私はこの手のトラップに、まんまと騙されるのですよ。騙されまくるのですよ。物語を純粋に楽しむことに関しては、かなり長けている気がする。
当たらないなりに、推理はしていたのだ。
唯一当たってたのは、「アメリは実体がないのでは?」というやつだ。
第一次遠征隊で先に行ったから本体が閉じ込められてる設定とか、サムと会ってる描写もビーチばっかりだったし、アメリのご尊顔は、ホログラムでしか拝めない。これは、本体がなんらかの理由で、「ない」のだな、そうに違いないと考えた。これは当たってた。
で、この先の推理が、「クリフのパートナーが、アメリである」というやつ。ルー(BB28号)とアメリが親子だと思った。
ルー(BB28号)の母親はスティルマザーで、脳死状態なので完全には死んでいない。彼女がなんらかの特殊能力で、カー(霊魂)だけで活動して現実世界に干渉できるとすれば、これがアメリだというのに、つじつまが合うかな、と。。これ、けっこう自信があったのだよ。
アメリが絶滅体だと明かされた時には、「ほらな!ただのDOOMSじゃなかった!絶滅体なら現世にも干渉できるんだろ!?キターーーー!!」って思ったけど、はい、大外れでしたわ。くっそ。
と、こうなると、ルーの親は誰なのか問題が勃発する。
BBユニットは、少ないなりに、それなりの台数が世には出回ってるみたいだから、スティルマザーも複数いるのかな。ルーの母親は、登場人物が絡んでいない可能性もある。……というか、たぶんそうなのかと思ってきた。
サムは、パートナーと子供を亡くしているという過去が明かされているので、ルーがまさかの実子なんてパターンもあるのだろうか。うーん。それはないか。それはそれで、ちょっとご都合主義的な感じがするからイヤかなぁ。
それにしても、ビーチでの銃撃戦を何度かしたが、その度にクリフが、サムを攻撃してきた。
「BBを返してくれ」と何度も連呼していたわりに、まさかBB本人に銃を向けているとは。
まさかの、親子ゲンカの構図である。
この二人、最後の最後まで親子と分かり合う事がなく終わってしまったのが悲しいな。……ん、あれ?クリフがBB連れた脱走劇の時、サムが時を越えて干渉したけど、あの時に親子だって分かり合う描写あったのかな。そういう風に見ていなかったから、見落としてしまったかもしれぬ。あの辺、録画してあったはずだから後で見てみる事にする。
終わりに
そんなこんで、デスストランディング、すんごい楽しめました。
昨今のリアル路線のゲームって、みんなFPSかTPSで、視点がみんな一緒である。操作も左グリグリで移動、右グリグリで視点、ほぼ変わらん。ゆえに、どのゲームやっても大差ないように感じる残念な部分があるのが常だったりするんだけど、このゲームはそのマンネリをぶっ飛ばしてくれた。ゲームシステムが凝ってるので、"似てるゲーム"の枠から逸脱した作品だった。こんな新しい出会いをくれてありがとうなのであります。
すでにデススト2が発売されてるので、こちらもプレイしてみようと思う。いや、する。必須だ。楽しみだ。
いや、デススト2の前に、まだやることあるんだよな。
デスストは、クリア後もそのままゲーム続けることができて、第15章が始まった。配送してたらドキュメントの解放がされたので、物語を深掘りするのにまだやることはたくさんありそうなのだ。一度クリアするとフッとやる気なくしちゃうのが私なんで、そこまでやりこみできるかは自信なしだけど。(ドヤ)
とはいえ、考察サイト見ようにも、検索にデススト2が出て来てネタバレ食らいそうという恐怖もあったりするので、なんか、考え中です。
でわ、また。








