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生きたまま内臓を抜く解体屋の女子高生『ギフト+-』第1巻のネタバレ感想!
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女子高生『環』は人間解体屋さん

 

 

『命は神様からの贈り物だから、大事にしなきゃダメ』

 

物語冒頭、飛び降り自殺を止めた時に言ったこのセリフを言ったのは、主人公・鈴原 環。

感情の起伏は少なく、常に冷静沈着。臓器売買をしている組織の一員らしく、"解体作業"を一人でこなす。

そのやり方は凄まじく、なんと生きたまま解体する。(スタンガンで気絶させてるけど起きてもそのまま続ける)

可愛らしい女子高生が、人間の身体にメスを入れまくり、心臓、肝臓、肺……と、臓器をどんどん摘出しまくる。術着を身にまとってはいるけど、もちろん血まみれだ。

 

解体のターゲットには、『犯罪に手を染めていて更生の見込みが無い者』というルールがあり、対象者についての犯罪歴などの調査は綿密に行われているようだ。金儲けだけが目的ではない大義名分はしっかりと持っているようです。

 

ひとりの人間をバラバラにした直後に笑顔で、『これも人助けだよ』

屈託のない笑顔と解体作業のギャップで、僕は背中に寒いのが走るくらい不気味に感じました。

怖ぇっす……。

 

登場人物

 

鈴原環(すずはら たまき)

本作の主人公。心臓手術の手術痕がある女子高校生。独善的な死生観を持ち、反省や更生が見込めない大人をターゲット・「クジラ」として、生きて意識のあるまま解体し、タカシの臓器売買を支える。

 

タカシ / 秋光崇(あきみつ たかし)

臓器売買グループを取り仕切る男子大学生。組織を運営する資金力や人脈を持ち、ハッキングや現場へ出向き情報収集も行う。兄妹同然の環を「愛玩人形」として執着している。
極秋会病院を運営する秋光家の2代目当主・聡の次男とされている。

 

英琢磨(はなぶさ たくま) / 林(はやし)

元医師で「英医院放火殺人事件」の犯人として指名手配されている。闇医師としてタカシの臓器売買と密接な関係にあり、手術に必要な新鮮な臓器を提供して貰っている。

 

※Wikipediaより引用

「ギフト+-」の、みどころ

 

反省や更生が見込めない大人をターゲット→「クジラ」

 

悪人を殺して臓器として再利用するというストーリーに、女子高生が主人公という設定。かなりのインパクトだ。

組織の目的や規模や、環が解体屋に至った経緯、英医師の指名手配されてる理由等々、これまでの経緯はほとんど明かされておらず、謎が明かされていくのはすごく楽しみ。気になる。

タカシの基地(?)の設備が凄かったり、情報の収集能力の凄さ、登場人物のセリフなどを見るに、お話しはかなり壮大なものになる気がするなぁ。(中国とか国名でてくるし。)

 

環と英医師、タカシの関係性

 

環は心臓移植手術を受けた過去があり、それを執刀したのが英医師。

英医院の放火事件の時から離れ離れに。お互いがお互いを探し続けるも会えず。お互いの生死すらわからぬまま3年が経過する。

タカシはその事情を知っている。それどころか、2人にとかなり近い位置にいる。

3人の関係性
  • タカシはに「クジラ」の解体をさせる
  • タカシは英医師に「クジラ」から摘出した臓器を提供している
  • 英医師は、それぞれの現在を認知していない

 

タカシは二人の事情を知っていて、あえて内緒を決め込んでいる。

環は、自分が解体した臓器が英医師の元に届いてるのを知らない。

英医師は、届いた臓器が環が解体したものだと知らない。(想像もしないわなw)

 

今後、この三人の関係性によって物語の展開はガラっと変わっていくかもしれない。

『臓器売買』『中国』『組織ぐるみ』…。壮大なスケールで物語が進行しそうなワードがバンバン出てきてワクワクします。楽しみ。

環と英医師の再開はどのくらい引っ張るのかなぁ……。……というか、会って欲しいな。死別パターンは嫌だなぁ。

 

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