不気味が過ぎる子供が人殺しするサイコホラー
-この娘、どこかが変だ。その“正体”が見えた時、世界中がショックに震えた。-
この映画みましたー。
あらすじをざっくり
ネタバレ気にしずストーリーをざっくり。
身体が成長しない発育不全という障害を持った33歳の女性エスターは、精神病棟から抜け出して子供として孤児院に身を潜ませ、コールマン家に養子としてもらわれる事に成功。
彼女の果たしたい目的は、男性との性行為だった。
邪魔者は殺してでも排除するほど残忍で頭もキレるエスターは、いろんな策を講じてコールマン家をボロボロにする。
そしてついに、養父のジョンと結ばれるチャンスが訪れる……
という感じ。
子どもがする残虐行為は、観るに耐えない恐ろしさがある
とにかく、エスターが怖い。不気味。
子どもを車の前につき飛ばしたり、シスターを殴打して殺したり、建物に火をつけたり、大人に精神攻撃で重傷を与えたり。
「そんなこと、子どもはできないでしょ!」というところを軽々飛び越えていくし、歯止めがきかなさそうなんで、マジで何するかわからないと思ったら、恐怖で仕方なかった。
15分観ては一時停止いて、15分観ては一旦やめて、と、観終わるのに3日かかりました。エスター、マジ怖ぇっす。
誰も幸せになれない
映画の最終局面。
家族をボロボロにし分断させて、夫のジョンを精神的に追い詰める事に成功したエスターは、メンタルボロボロでワインで酔ったジョンに、
エスター「ワタシダケガ、味方ヨ。ウッフン」
と色仕掛けするシーン。
ジョンは強烈に拒絶して(そりゃそうだw)あっさりエスターに殺されるんだけど、この時点で、登場キャラで幸せになれる人が0なのが確定するしたので、
「あぁ、この映画、誰も幸せに終われないやつだ……」
と、かなり切なくなった。……いや、ホラー映画だから生きのびただけでラッキーなのか……?
……あ、まんをじしたエスターの"性行為攻略戦"が失敗したのは、ちょっとだけザマミロ、と、ちょっと爽快だったかも。
ボロボロにされたコールマン一家に、だいぶ感情移入してたもんな。
エスター役の役者さん、すばらしい
それにしても、エスター役の役者さん、すごい上手だったなー。本当の子供が演じてたんだって。
特にこれといった行動をしてなくても不気味さが際立ってたのよね。(孤児院で夫妻の出会いのシーンから不気味だったもの)
というわけで、怖さや不気味さが、あんまり体感した事のない種類なモノだったので、すごく印象に残る映画だった。
満足度、高めでした。
怖いから再視聴はしないけどw
ちなみに、
「エスター・ファーストキル」という続編もAmazonで観れるみたいなんだけど、これは……迷い中。怖いんだもの。
割と最近制作、公開された作品だから、たぶんエスター役の人は違う人が演じてるんだろな。
うーん、気になる。気になるけど怖くて見れない。笑