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【1日で50年経過する浜辺の映画】オールド観た。 ネタバレ感想。
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30分で1年経過するビーチ

 

家族旅行でリゾートホテルに訪れたら、支配人から、

『とっておきのプライベートビーチに案内しますよ。秘密の場所なんで内緒ですよ(´▽`*)アハハ』

と。

その案内されたビーチは、時間の経過がバグってるビーチ。

なんと、1日で約50年が経過する。

 

ということは……

 

24時間=50年

12時間=25年

1時間=約2年

30分=約1年

 

凄まじい速度だ。

 

ビーチに案内された複数の家族は、ただただ、超スピードで老いていき、メンタルぶっ壊れて殺したり殺されたり。

子供から一気に成長した男女がこっそりセックスしたら、ものの数分で妊娠と出産が終了する映像はかなりショッキングだった。

 

脱出劇は少なめだった。ホラー寄りな演出

 

時間の経過とともに、状況は少しずつ見えて来るも、脱出する手立ては一切見つからない。

出口に近づくと気を失うので、陸路だろうと海路だろうと関係ない。

海で気を失えば溺れ死ぬし、登って気を失えば落下死する。どうしようもない状況は続く。

 

脱出劇にハラハラする映画なのかと思ったら、そっちの要素は薄め。

それよりかは、ホラー要素や、家族間で何があったかの掘り下げの方に時間を割いている印象だった。

 

いやぁ、怖かった。

おどろおどろしい、ホラー映画だった。

 

きゃーーーーー!!!!

というよりは、

ゾクゾクゾクゾク!!!!

って恐い感じ。

 

オチは、人体実験

 

オチは、製薬会社の闇治験だった。

つまり、非合法に過激な人体実験をしていた。

 

事前に客の持病を調べ、ウェルカムドリンクと称した治験薬を摂取させ。あとは時間がバグったビーチに被験者を放り込む。

すると、たったの1日で50年分のデータが取れると言うわけだ。

 

倫理観とか度外視すれば、なんと効率的な!

 

が、ちょっとした違和感も……。

治験薬……というか、薬って、毎日飲んで効果を発揮するのがほとんどだと思うんだ…。1杯のドリンクに混ぜただけで50年も効果のある薬なんて存在するのかな?…という単純な疑問。笑

 

物語としての結末はスッキリ

 

ラストは僕の予想を大きく裏切られた。

最後は全員死んで、救いようのないバッドエンドを信じて疑っていなかったのですよ。

必要悪というのが世の中にはあって、「のほほんと今映画観てるお前たち!その生活は、こういう理不尽を経て獲得したという側面もあるのだからな!」というメッセージが暗に隠されていて、物語は閉じる……。的な感じだと思っていたの。

しかし、子供2人がビーチの脱出に成功。

2人は警官にこのことを話し、全ては明るみになって、製薬会社はお縄になった。

物語としては、キレイにまとまった。おさまった。びっくり。

 

気になる脱出方法は!?

 

時間の流れが急激過ぎて、ビーチから出ようとすると気を失う。

 

…という設定なのだが。

 

サンゴからなら逃げれる

という、支配人の息子(時間バグりビーチに来る前に仲良くなった)からもらってたクイズの紙によって、なぜか逃げ道の正解にたどり着く。

 

どういうメカニズムなのかは一切語られなかった。

支配人の息子は、過去にも仲良くなった友達が帰ってこないで消息不明になっているのが、経験としてありそう。

いろいろと、薄々気づいていたんだろうな。。。

 

そういえば途中、

『時間の流れが違うから、ビーチから出ようとしたら気を失うんだ。ゆっくり時間をかけて体を慣らしながらだったら脱出できるかも!』

……という事を言ってたと思うんだけど、この手は結局誰も使わなかったな。なぜに。

 

……というわけで、『オールド』の感想でした。

なかなか面白かったです。

 

満足度、70/100点。

 

 

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