病児保育ってなんだか知ってる?
病児保育と書かれた建物を何度か見たことはあったので存在は知っていたんっだけど、詳しくは恥ずかしながら、知らなかった。
『持病持ってて介助が必要な子供を預かる施設なのかなぁ・・・。』とか想像していたのだけど、発熱した子供を預かってくれる、【風邪ひきオッケーな保育園】だったようだ。
先日、産休終わって復帰したばかりの同僚が、
『子供が40度だって保育園から連絡きて帰ります。』と、早退した。
その翌日、出勤している彼女を見て少し驚いたので、『え、もう熱下がったの!?40度近いんじゃなかった!?』と声をかけたら、
『病児保育に放り込んできましたよー^^』
という返事が返ってきた。
そこで僕は初めて病児保育が何なのかを知ることになったのだけど、なんだか、変な違和感。
制度的にはアリだと思うんだけど、それが当たり前になってるこの感覚って、マズくはないだろうか。
- 子供が具合悪いけど、どうしようもなく用事がある。→わかる。
- 子ども熱でた!病児保育一択! →わからない。
同僚の状況はというと、
- 子どもは熱下がってない
- 本当は休みたい
- 業務的にフォローできる余裕はあった
いや、休めよ。そして休ませてやれよ。
これが率直な意見だったりする。
”病児保育”というサービスが存在しているからできてしまった義務感、強制力って、負債の方が大きいんじゃなかろうか……とすら思える。だって、病児保育が無ければ仕事を休むという選択肢しかない。選べないから休むしかない。
奥の手としての存在は善だけど、お手軽サービスとして存在するならば悪だなぁと。
『子供が熱を出して……』『病児保育してもらえないんですか?』なんていう、悲し過ぎる言葉を浴びせられる人もいるんじゃなかろうか。
だってねぇ。子供の頃に風邪ひいて、親が近くにいなかったら寂しかったもの。効率とか理屈とかじゃない。
商売としてやってる側はバンバン使ってもらわないと利益が立たないとか、いざという時には有難すぎるサービスだったりとか、いろんな事情があるから難しいですよね。気持ちのお話しでした。