地元の友人が亡くなった。
髄膜炎という病気で、ググったら致死率はそれほど高くない病気だった。
点滴で回復を目指すも改善せず……とのことだった。
何年も会っていなかったが、仲の良い友達である。
田舎出身の人ならわかってくれる感覚だと思うのだが、小中高とずっと一緒の学校で、幼馴染がゴロゴロいるのだ。大人になってもその距離感は変わらない。何年ぶりでも当時と同じテンションで語り合える特殊な関係だ。これは、大人になってから新しく構築できない人間関係。家族、兄妹、友人、どれともちょっと違う、地元でくくられた関係。
今、こうして真剣に振り返ってみると、不思議な人間関係だなと、ちょっと思った。
とどのつまり、猛烈に悲しい。
何年も会っていないのに、もっと他人事でいれる時間が経過しているような気がしていたが、全然そんなことはなかったなぁ。
近しい人が亡くなると、死後の世界というやつがあったら、また会えるのかなぁ……なんて、想像したりする。
あんまりそういうの信じていない派なんだけど、あったらいいなとは思う。
『え、あ、お前もやっと死んだの!?やー、久しぶりだな!』
みたいな会話、したいよなぁって。