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『さようなら、また逢う日まで』真夜中の独り言 #197
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地元の友人が亡くなった。

髄膜炎という病気で、ググったら致死率はそれほど高くない病気だった。

点滴で回復を目指すも改善せず……とのことだった。

 

何年も会っていなかったが、仲の良い友達である。

田舎出身の人ならわかってくれる感覚だと思うのだが、小中高とずっと一緒の学校で、幼馴染がゴロゴロいるのだ。大人になってもその距離感は変わらない。何年ぶりでも当時と同じテンションで語り合える特殊な関係だ。これは、大人になってから新しく構築できない人間関係。家族、兄妹、友人、どれともちょっと違う、地元でくくられた関係。

今、こうして真剣に振り返ってみると、不思議な人間関係だなと、ちょっと思った。

 

とどのつまり、猛烈に悲しい。

 

何年も会っていないのに、もっと他人事でいれる時間が経過しているような気がしていたが、全然そんなことはなかったなぁ。

 

近しい人が亡くなると、死後の世界というやつがあったら、また会えるのかなぁ……なんて、想像したりする。

あんまりそういうの信じていない派なんだけど、あったらいいなとは思う。

 

『え、あ、お前もやっと死んだの!?やー、久しぶりだな!』

 

みたいな会話、したいよなぁって。

 


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