有給休暇は"5日以上"取っていいはずなのにな……
※働き方改革法案の成立に伴い、2019年(平成31年)4月1日から、年5日の「有給休暇」を取得させることが義務となった
会社のスケジュール担当の人から、こう言われた。
「わっかけさん、この間早退したので、2月までに5日有給は達成です。ただ、ちょっと半日で5日とカウントするのはアレ(かわいそう)なんで、来月中に1日有給使っていいですよ。私がなんとか入れますから。……それ以上はちょっと無理なんですけど笑笑」
この担当の人は、完全なる善意で言ってくれているというのが、まず、前提なんだ。優しさ100%なのだ。
だからこそ、怖い。うちの職場、怖い。
最期の、「それ以上は無理なんですけど笑笑」を深読みしてみる。
どうやら≪有給休暇は5日以上取得する→有給休暇は5日までしか取得できない≫と誤変換されているのが、うちの会社の従業員の共通認識らしいのだ。そんなバカな。
「ホントは有給5日以上なんだけど、人員的に実情、5日までしか取れないんです」
……と言うのが、まともな精神状態だと私は思うのだが、「5日までなんです(ニッコリ)」と言えてしまうところ。そこには一片の迷いも疑いもなく、ただただの優しさしかない。怖い。
「それ以上は無理なんですけど笑笑」
と言われたからには、2月中に2日以上の有給申請する事すら封じられた。
2日申請したら、「おれの優しさを踏みにじられた!」とか思われるもんな、絶対。
ちなみに……、制度的にオカシイ事わかってて言ってるのかそうではないのかは、わからん。無知なのか、会社の流れに乗って無知なフリしてるのか。
ただ、「5日までしか取れないからな」っていう係長とか、「5日までしか取っちゃダメなはず」とか言う主任がいるので、全体的に残念な状態にあるのは間違いなさそうである。
極めて強い洗脳状態にある気がする。あぁ、怖いよぅ。
これは……、この感じに染まった方が不満とか考えなくて済むからラクなのかなぁ。(あ、片足つっこんだ)