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『羊と鋼の森』読んでみた。感想。
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宮下 奈都『羊と鋼の森』

 

『羊と鋼の森』

という小説を読んでみました。

宮下 奈都さんの作品です。

 

宮下 奈都(みやした なつ、1967年[1] - )は日本の小説家。福井県福井市生まれ[2][3]。福井県立高志高等学校卒業[4]。上智大学文学部哲学科卒業[5]。2004年、3人目の子供を妊娠中に執筆した「静かな雨」が第98回文學界新人賞佳作に入選し、小説家デビュー[6][7]。2010年、「よろこびの歌」が第26回坪田譲治文学賞の候補となる[8]。2012年、『誰かが足りない』が第9回本屋大賞で第7位を受賞する[9]。2013年より1年間、北海道新得町に家族5人で山村留学を経験[10]。2016年、『羊と鋼の森』で第154回直木三十五賞候補、第13回本屋大賞受賞。幼い頃に読んだ本で、特に好きだったものは、佐藤さとる『だれも知らない小さな国』だという[11]。

才能があるから生きていくんじゃない

 

ピアノの調律に魅せられた一人の青年が調律師として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った長編小説。2016年本屋大賞受賞。

ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

 

ピアノと生き方を見つける

 

 

青年が『ピアノの調律師』として成長する物語。

 

個性的な同僚3人と、職場という日々の日常での”戦い”。

そこには、『技術』、『思い』や『現実』が。

 

 

自分は『ピアノの調律師』を、大きく誤解していました。

ピアノの音合わせのひと。こんな印象しかなかったんだけど、ちょっと次元の違う職人技がそこにはあった。

もちろん小説なんで音を聴いてそれを感じたわけじゃないが、想像してたよりも、かなり奥が深い。

 

まず第一に、音に対する知識から足りない。

音の高さには流行りがあって、時代の経過とともに音が高くなっているとか。

昔の『ラ』と、今の『ラ』は音の高さ違うんですって。

だから、忠実に楽譜を再現しても、当時の曲とは若干違うらしい。

 

音の基準は『ラ』だとか。

アルファベットで音階を表すと『ラ』=『A』なので、「あー、だからラがAなんだー」

 

『お、おぅ、マジかよ。』

 

こんな知識を深めながら、読み進めて行く。

 

物語の主人公、外村少年が『ピアノの調律師と出会う』ところから始まる本作。

ピアノや音楽の豆知識なんかも、『おー、ふんふん、なるほど、そうなんだー』…という感じで、主人公と一緒に進んで行ってる感を味わえる。

 

社会人生活をしていると、

  • 効率化
  • 時短
  • 標準化

が推し進められている現代。

 

相手とか、会話とか、想いとか。どちらかというと、それには逆行するスタンスの仕事風景。

これに僕は、なんか癒された。

 

対話の先にある、商売なんだけど絆が生まれる。

人の結びつき。いいなーと。

 

これはちょっとね。おすすめしちゃう。

 

 

あ、僕、秋野さんのキャラ、好きです。笑

 

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