妻、小学生になる読んでみた。
小学生の女子が急に前世の記憶を取り戻して、生前の旦那と娘のところに行くという物語。
ドラマ『妻、小学生になる』を楽しんでいるのですが、貴恵役の毎田暖乃さんの演技がヤバイ。石田ゆり子が乗り移ってるか演技に脱帽。
家族を失った悲しみを10年経つも、乗り越えれていない新島親子。そんななか、まさかの死んだ本人が舞い戻り、2人を元気づけていくのが物語の始まり。
10歳の子供に向かって50歳のおじさんが『8年後また結婚しよう』とプロポーズする絵面は、なかなかのものだった。
原作が漫画だと聞きつけて、気になったので一巻を読んでみました。
※↓1巻無料で読めました(3月31日まで)
あらすじ・登場人物
【あらすじ】
10年前、妻の貴恵を亡くした愛妻家の新島圭介と娘の麻衣はずっと失意の中にいた。そんなある日の夕刻、小学生の女の子が自分は他界した貴恵の生まれ変わりだと言って新島家を訪れた。最初は冷やかしかと思ったが、その子は家族しか知らない情報を伝え続け、圭介と麻衣はその子が「貴恵」であると認識する。そして三人は「家族」として行動を共にするようになる。だが、その女子小学生・白石万理華は今生の母・千嘉にネグレクトされて暮らしていた。
【登場人物】
主人公。極度の愛妻家。貴恵が亡くなった後もその愛情は変わらなかったのか、再婚はしていない。ただ、その愛情のあまり、妻の生まれ変わりの女子小学生を抱きしめたりと問題になりかねない行動を取ってしまうこともある。貴恵と死別した後は会社ではほぼ会話もせず、無味乾燥な生活を送っていたが、「貴恵/万理華」と交流を始めて明るさを取り戻していく。
圭介の亡妻。低血圧ながら、毎朝圭介のために弁当を作っていたりと献身的な性格だったが、10年前に交通事故で他界した。
輪廻転生によって「白石万理華」として転生した。母子家庭で、白石家では母にネグレクトされていたが、新島家の近くを通りかかった時に前世の記憶が戻り「新島貴恵」の意識を取り戻して、新島家と交流しだす。習字の際に「木蓮」と達筆で書いたり、クラスメイトの良く言えば子供らしい(悪く言えば無意味な)騒ぎにツッコミを入れたりと小学生とは思えない言動を多々して、小学校の友達には「白石万理華」から若干印象が変わったようにも見られている。
新島家の一人娘。専門高校を卒業後、特に定職に就くことはなかったが、母親との再会を機に心機一転し、就職した。貴恵曰く、「私に似て容姿も恵まれている」とのこと。
原作とドラマの違い
ストーリーの大枠は同じであるものの、細かい設定は序盤からちょこちょこ違う。
- 貴恵の性格
- 貴恵の記憶
- 麻衣の年齢が10歳違う
- 原作完結していない
貴恵の性格、記憶
生前の新島貴恵のキャラクター設定。
ドラマ版は『石田ゆり子色』がだいぶ濃い。むしろ石田ゆり子に調整されたキャラ設定と感じるほどしっくり来ている。
故に、ドラマと漫画では、まったくの別人と私は感じた。
漫画の貴恵は、もっとサバサバしてて、感情豊か。超モテキャラというのも、原作には1巻時点では出てきていない。
ドラマ4話の友人との交換漫画のくだり。記憶が戻る以前の記憶の消失を匂わせる描写があったのだが、原作1巻にはまだそういった場面は出てきていない。(クラスメイトとの関係は良好)
再婚についての捉え方も、若干違う。
タケル君に告白された時、(旦那いるんですけどーーーー!!!)と、貴恵としての生活を軸に自分を捉えてるのに対して、ドラマ版では白石万理華としての人生をどうしたらいいかという葛藤が多く描写されているように感じた。
麻衣の年齢10歳違う
麻衣の年齢が10歳違う点も、大きな違い。
漫画版の麻衣は30歳手前。この違いも、ドラマと漫画のストーリーの違うものになる大きな要素かと。
原作完結していない
物語のオチのネタバレが世に出回っていない。
つまり、どうなるかわからない。地味に嬉しい一つの要素。
いまどきのドラマはスマホでポチポチ考察サイト眺めるだけで、ストーリー全部知れちゃうリスクがありますからね。
それは避けたい。。。ので、助かります。