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ネットリンチに知らずに加担?『思ったこと言っただけ』がヤバイ理由。
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された側からすれば1の人も100の人も全員同じアンチ判定。

 

 

動画配信大手ネットフリックスやフジテレビで人気のバラエティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花(きむら・はな)さんが23日、死去したことが分かった。22歳だった。横浜市出身。所属団体が公式ホームページで発表した。死因など詳細は明らかにされていない。
「テラスハウス」はシェアハウスで複数の男女が共同生活を送る様子を記録した番組。木村さんは昨年秋から出演していた。
木村さんの死去を受けてネットフリックスで予定していた5月26日、6月2日の配信、フジテレビの5月25日深夜の放送は休止する。

木村花さんが亡くなった理由、どうして?なにがあって?……などの情報は他でたくさん出ているのでここでは省くとして、
誹謗中傷があって本人が参っていたのはどうやら事実らしい。
ごく一部の人間が、特定の人物に対して、罵詈雑言、人格否定の嵐でもって追いつめる行為をする。
木村さんに対して粘着していたアカウントを目にしたが、やはりかなり悪質だった。
身も蓋もない言い方になってしまうが、そういうやつもまた一定の人数いるのも変わらない事実だし、人の前に出る仕事を選んでいたら、ある程度そういうリスクに向き合わなければならないのも現実だろう。
そこはひとまず置いといて。
ネットが発達した現代は、世界に向けて自分の意見を言うのが容易くなった。
指先だけで5秒で発信できる。
個人に許された表現の自由。
でも、学校、会社、いろんなコミュニティーがある中、『表現の自由だから』と、なんでも思ったことをズバズバ言ってるかというと、そういう人は少数派であろう。
ネット上だと、気軽な反対意見の裏に、苦しむ人がいるかもしれないのを頭に入れて発言しなければならないという、当たり前の事がなかなかできずにいる。
現実世界に置き換えると、
顔出して名札を付けて歩いてる人に、仮面を付けた名札を付けてない誰かが好き勝手言える世界。
なかなか歪んでいる。
言う方は1対1の感覚だけど、言われた方は、1 対 多数。
この、多数側になる事の意味。
『自分の意見言っただけじゃーん』
の裏で、された側はやり場のない悲しさを背負うことになる。
僕も、そういう加害側、『やっちまった』経験がある。
僕の大好きなミュージシャンが”オイタ”をして世間が騒いだことがあって、
  • こんな弱小ブログ本人の目に触れることはないだろう
  • 雲の上の存在の人だし、このくらい平気でしょ

 

というすごく軽い考えから、自分のブログ記事で『羨ましい』的なイジリと、その後の対応がカッコ悪くて『ガッカリだったよ』、と書いたことがある。

 

結果、彼のSNSアカウントからブロックされた。

 

記事のアイキャッチを週刊誌のゴシップ記事みたいに作ってたから、SNS上で簡単に目に触れるし、名前も入れていたから検索かければ容易に引っかかった事だろう。

僕も、『自分の意見を言っただけ』と開き直りながら、集団リンチの輪の中に入って加担したのです。

 

これは、かなり後悔した。
自分はハンドルネームだし顔出しもしていない。安全地帯からバンバン投石している状態。卑怯。
何が言いたいかと言うと、
された側の受け取り方は、
『一部の過激派 + 大勢の反対意見』 = 『世の中全体の意見』
だという事。
自分の意見を言うことが正しくないとか、ダメだとか、そういう事ではありません。
が、過激な人の発言を加速、増長させる起爆剤の役割を知らず知らずのうちに担ってしまう。
このことを強く意識して発言しなければいかんのよな。
……と、強く思ったので、ブログ記事にしてみました。
急速に発達したネット環境に『人類追いついて行けてねーな。』と思う今日この頃でした。
ちなみに、僕の大好きなミュージシャンからのブロックは、随分前に解除されていました。
今でもめちゃくちゃ好きだし、応援しています。

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