歴史上の人物の"気持ち"や"生々しさ"を感じられる一冊
学校で習った歴史って、事実だけを淡々と詰め込んでいくイメージが強くて、楽しかった覚えはあんまりない。
これ。ちょっと、惹かれた。
戦争、身分差、島流し、人質、側室、首さらし…
現代以上に理不尽だらけの時代を、
あの偉人たちは、なぜこんなにも強く生き抜けたのか?
●死が目前に迫っているのに「自分には一片の後ろ暗さもない」と言い切った吉田松陰
●裏切られてもなお、困っている人を見て見ぬふりできず立ち上がった大塩平八郎
●武士のプライドよりも、仲間の命を優先して出頭した近藤勇
涙しながらも、生きる力が奮い立つ、共感の偉人伝!
紹介文呼んで、「おもしろそ。」と、思って。
今、これ読んでます。
『泣ける日本史』
教科書には、誰が何を成し遂げたとか、いつどうやって亡くなったとか、事実が淡々と書かれていた。
どういう感情で、どういった経緯で、誰を想って誰の為に……なんて具合に、ストーリー仕立てにはなっていないので、誰がどう死んだとか書かれていても、『へー、死んだんだー』くらいで、感情は動きづらかった。
「泣ける日本史」は短編集ながら、人柄や時代背景を盛り込んで物語として書かれているので、わかりやすく、感情移入してしまう。
大塩平八郎って、飢饉で立ち上がった農民の凄い人ってくらいのイメージだったけど、私財で人を助けまくったり、正義のクーデターを指揮して仕掛けたけど裏切られて不利になったり味方が暴徒化したり……。挙句、最後には自決することに……。悲惨過ぎる人生。。。
歴史上の人物の"気持ち"や"生々しさ"を感じられる一冊なのかも。
読み進めてみます。